寒いのに「暦の上では春」と言い添える理由
立春になりましたね。
とっても寒いのに「暦の上では春」というお決まりの枕詞。
こどもの頃、不思議でした。
え〜まだ冬じゃん!何のためにそれいうの?って疑問に思っていました。
う〜ん、なんでわざわざ言うのかな?
春って本当に待ち遠しいもの。
どれくらい待ち遠しいかというと、バス停でバス待っているとき、次来るバスが今どこのバス停出たかチェックする感じかなぁ。
「あ、2個前のバス停まで来ているのね」と、わかったら、ちょっとホッとしますよね。
立春に「暦の上では春」って言い添えておくのは、寒さ厳しい日々を心身健やかに過ごすための先人の知恵なのだと思います。
そうそう、早春の花に出会いました。
枯れ草の中に鮮やかな赤紫のお花が目を惹きます。
唐草華鬘(カラクサケマン)というお名前。
華鬘(ケマン)というのは仏堂の飾りの一種。
仏前に吊るし、常にお花を捧げている意味があるそうです。
同じ頃に見かける野の花には、仏の座、蓮華もありますね。
野原に仏教っぽい名前のお花が3つもある。
昔から春の訪れは、仏様の慈悲のようにありがたいものなんですね。
増なられる氷、何ぞ必ずしも氷ならん
訳)寒く厚い氷は、永遠に氷の塊であるわけではありません。
深川不動堂に貼ってあった弘法大師のお言葉。
今、寒さ厳しい2月ですが、春はすぐそこですよ〜っていう空海さんからのエールですね。
人間も、今まで人知れずがんばってきたことに光明が見えるのかも。
今日は、おいわい。
掃除したり、大福食べたり。
面倒くさいこと、わざわざしたい日です。
よい日曜日を
ごきげんよう。
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【個展のおしらせ】
温泉こねここと
イラストレーターよしいひさみの個展
『あそぼうよ展』
オシャレな街のオシャレなドッグフードのお店Foodie Dogs TOKYOさんで個展させていただくことになりました。
わんちゃんと春のお花を組み合わせた描き下ろし作品をご用意しております。
18日は、わんちゃんの似顔絵をお店で描くイベントもあります!(要予約)
→満員御礼!!ありがとうございます。
愛犬家の方も、温泉こねこを応援してくれている方も、ぜひぜひ広尾に遊びにいらしてくださいませ。
温泉こねこ 拝
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