図書館へ行く / 読書の秋
図書館という場所は、どうしてこんなにもワクワクするのだろう。
私は本が好きだ。本の虫とまではいかないが。
図書館はよく行く。1ヵ所ではなく色々な図書館へ。社会人になってからも大学内の図書館を訪れて、毎週のように借りていたときもある。蔦屋書店へもよく行く。手が届かない天井まで本があるなんて夢のような場所。まるで『美女と野獣』でベルがプレゼントされた図書室のようだ。
そしてまた、愛してやまない『ドラクエ』の話になってしまうが、ドラクエ11で"古代図書館"という場所が出てくる。建物は円柱状で、壁一面が本で埋め尽くされている。確か3、4階まであったはずだ。用もないのに何度も古代図書館へ行ったのは、きっと私だけなのではないだろうか。
最近は本を電子書籍で読む方が多いが、私は紙派である。以前"自分は物をあまり持たない"と記事の中で伝えたことがあるが、だからといって「紙の本をやめよう」とはならない。でも「電子書籍は絶対読みたくない」という訳でもない。調べものや勉強をしたいときは電子書籍でも良いけれど、ゆっくりと読書を楽しみたいときは紙がよい。
要するに電化製品より紙を触っている方が好きなのだ。ペラペラとめくって読む時間も落ち着く。だからnoteで"この方の文章好きだなあ、もっと読みたいな"と感じると、『本』で読みたいなと思ってしまうし、自分の本ができたらなんて考えたら心臓がバクバクしてきてしまう。
家に山ほどの本があるというわけではなく、私の本は50冊あるかないかだ。
私は、学生の頃は読書が好きでも嫌いでもなかった。自分から何かを読もうとはあまり思わなかったかもしれない。ただ、中学~高校までは『朝読書』の時間があった。みんなそれぞれ本を持参し、1限目が始まる前に15分間読書を行うというものだ。きっと私も何かしら本を選び持って行っていたと思われるが、眠気が勝ってしまい活字を上から下へ見てはいるが読んでいないという状態だった。読書が好きになったのは高校を卒業してからだ。
私の母はかなりの読書家だった。
現在は「読んだら疲れてしまい眠くなる。」と言って読むことが減っているようだ。新聞だけは毎朝楽しみに読んでいる。部屋にはたくさんの本があり、廊下にある本棚も埋め尽くされてしまうほどだ。実家に帰るとたまに借りていくこともあるが、母が読む本は難しい。もう初めの1ページから、難しい言葉と見たことのない漢字が並んでおり断念してしまう。聞くと、学生の頃からよく本屋さんに立ち寄り、喫茶店や汽車の中で読んでいたらしい。
父は、母ほどの読書家ではないのだが、いくつか本を持っていた。もはや研究者たちが読んでいるのではないかと思うような本であった。「これ面白いんだぞ。」と父は私に勧めたが、私はタイトルだけでめまいがしてしまった。
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秋の夜長にも、読書は最適。
読書は自律神経にもよいと聞く。
暑さから解放され、やっとゆっくり読書ができると江別市にある道立図書館へ向かう。ここへ来るのは4、5年ぶりだろう。私は図書館へ来たら分厚い本を借りる。色々な資料や図鑑を見たり、歴史を勉強する。
だがしかし、残念なことに工事が行われており、11月末まで文書館以外は見られないとのこと。ちゃんと調べてから行かないのは私の悪い癖。
せっかくなのでしばらくの間、文書館で様々な資料を見た。夫も楽しんでいたようで一安心。
外に出ると青い空が広がっており、周りを散歩してみようということになった。
こんなに気持ちのよい緑地が図書館の隣にあったと初めて知った。何度も来ているはずなのになぜ。もしかしたらいつも冬に来ていたのかもしれない。積雪により一面銀世界で隠れてしまっていたにちがいない。でなければ私がこの緑地を見逃すはずがないじゃないか。
この場所を知るために私たちは、今日この図書館へ来たのだろう。
家の近くにこれほど大きい図書館があったなら、どれほど楽しいか。毎日通うだろうか。ベンチに座り朝から読書をしてみたい。夕方にお気に入りの本と飲みものを持っていき過ごすのもいい。
図書館の周りには高校や大学もある。
学生たちを大変うらやましく思いながら、工事中の図書館に手を振った。
▼今読んでいる本
星新一さんの本を読むのは初めて。
夫が、学生の頃教科書に星新一さんの作品が載っており、それが面白くて後に自分で本屋さんへ行き購入したという話をしてくれた。なぜだがそのような話を聞くと読みたくなってしまう。とりあえず手当たり次第に購入した。星新一さんのショートショート、好きです。