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gozenq
うつ病の人が訴える「生きることに意味はない」の真意を探る
私の妻はうつ病です(今は寛解しています)。
過去幾度となく
「生きることに意味はない!死にたい!」
と泣き叫ぶ修羅場を経験しました。
これは、この修羅場を経験している人じゃないと分からないと思いますが
「死にたいとか言ってるが、かまってちゃんだろ、どうせ芝居だろ」
「生活環境に恵まれているのに『死にたい』だなんてワガママだ。世の中にはもっと悲惨な境遇の人が沢山いる」
と思ってやり過ごしていると本当に死にます。
あえてポジティブなことを言うと、そういった修羅場から
真の絶望とは一体どういったものか
を謙虚に学んでいます。
この絶望感を文字だけで伝えるのには限界がありますが、以下は、うつ病の妻がよく訴える内容です。
本当は誰もが絶望を感じている。
例えば、生きる意味(生きがい)の典型例として
「子育て」
「この世に役立つ仕事」
があげられる。
確かに、それらに従事している間は必死なので空虚を感じる暇がない。
しかし
子供が成長し親元を離れた後
定年退職でその職場を離れた後
「あの忙しい日々は一体何だったのだろう」
と必ず空虚感に襲われる。
この空虚感こそ唯一絶対の真実なのに、世間はわざわざ目を背ける。
この真意が伝わりますかねー?
このような考えを持つことは、果たして神経伝達物質の減少によるうつ病の症状なのですかねー?