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盛者必衰をボヤく
「衰退」というものは、
どこか遠い世界(霞が関)の偉い方々の政治論争でも何でもなく、むしろ
一人ひとりの身近な日常の肌感覚
なのだと思い至っています。
身の回りの日用品を見回してみてくださいよ。
二十数年前からガラッと変わってしまっていますよね。
デジカメ・MDウォークマン・ガラケー
もはや誰も日々持ち歩きませんね。
思い出して下さい。当時、高性能家電と言えば日本製だったのです。
IT産業が成熟するに従って、
これら家電はスーッとこの世から消え去っていったわけです。
身の回りの日用品が、どこの国のものなのか(どこの国のアイデアか)。
これがすべてだと思います。
今や、ほとんどがアップル、アマゾン、グーグルと言ったアメリカ西海岸ですよね。
私は思うのです、政治家の真の仕事って
そういったアップルやアマゾン、グーグルに匹敵するIT企業が生まれる土壌を作り、「身の回りの日常品」を如何にして日本製へと復権させるか
この一言に尽きるのではないでしょうか。そう考えると、少子化対策で増税するだのなんだのって、何の意味もないことですね。それどころか
「ああ、また増税増税だ。。」
と(子持ち子無し関係なく)余計に将来への不安感が増長され、
より一層少子化が進むように思います。悪循環ですね。
ところで、私自身、AIビジネスに携わっています。
不思議なことですが、日本だと
AI・機械学習はブームだ!・日和見だ!
と叫ぶ人の声がまだ大きい印象があります。アメリカですと、
「え?あなたもAIに参入しているの?」
と、思ってしまうような人ですら、積極的にAIに参入している印象です。
この辺の肌感覚にこそ、
日本衰退の根本原因があるように思えてなりません。
AIに携わることへの効能は大きく、
AIがインフラとして今後より重宝されるだろう
という将来展望が「将来への不安」を薄くします。
このように「将来不安」を薄くさせないと、衰退は止まらないと思います。