【思い出の味、心への贈り物】和歌山県で新規就農したご夫婦の話
先月ですが、和歌山県橋本市で柿や柑橘を栽培する『キタヤマ果樹園』さんに産直アウルのスタッフが訪問しました☀️
今回の訪問は、アウルの責任者をしている小田がレポートします!
訪問した時期は休眠期でしたが、収穫時期の農園はきれいな緑に包まれます。
就農の経緯
元々ホームセンターの園芸資材コーナーで働いていた北山さん。
お客さんとして来ていた農家さんと出会い、その方が農業に励む姿が楽しそうに見えたことで就農に興味を持ちました。
その後、コロナ禍真っ只中の2020年にご夫婦で農業をスタートし、
現在ECサイトを中心に販売されています。
産直アウルとの出会い
市役所に行った際に産直アウルと橋本市が送料無料のキャンペーンをやっていることを知り産直アウルで『キタヤマ果樹園』として出品をはじめました。
平均気温の高い橋本市ですが、山に挟まれよく冷え込むことで寒暖差で果物がおいしくなるそうです。
そのおいしさが人気をよび、昨年秋は産直アウル人気食材ランキングの上位に!キャンペーン効果もあり売り上げは5倍ほど増えたそうです。
嬉しいエピソード
「柿好きだった入院中のおばあちゃんの最後の食べ物に選んでくださったと聞いたときには胸がいっぱいでした。あとは、犬がはっさく好きとか。
こういうお話をお客様からいただけるのがとっても嬉しいですね。」とニコニコと語っていました。
柿が人気だったキタヤマ果樹園さんですが、はるみみかんの購入者は全員リピーターだったそう。順調にファンを獲得しているようです。
農業で大変なこと
やはり大変なのは自然災害や天候。
今年は夏が暑すぎて、果実が焼けてしまったそうです。
どんなにこだわって作っていても天候不順だけは避けられないのが農業。
北山さんも「どうしようもないのが“自然”なので納得がいきますが」
と続けました。
果樹園では、キズ物なども訳あり品として出品しなるべく捨てないようにしているそうで、生産したもののうち全く商品にできないものは1割程度だそうです。
消費者としては、「美味しいものを求めてお金を払うからには、味や品質が保証されたものを手にすべきだ」と考えがちですが、自然を相手にしている以上工業製品のように「保証されたもの」などありえないのが事実です。
美味しいものが食べられることを当たり前と考えず、どれだけ貴重であるか理解し、感謝していきたいですね。
産直EC販売でこだわっていること
栽培のほかに工夫している点は、梱包だそう🎁
果物の梱包ではなくハイブランドのお洋服をお手本に、
おしゃれで開けた瞬間にワクワクする梱包を心がけています。
「届いたとき、開けた瞬間勝負だと思っている」と語っていました。
新作デザインも考案中だそうです✨
これからについて
リタイアした方の農地を継承し8つの畑を管理するお二人。
今後はさらに柿のおいしさをアップさせるため、木を大きく育てることに注力していくそうです。
また、栽培してみて面白いと感じた柑橘類を増やしていく予定だそう。
そんな『キタヤマ果樹園』さんの商品はこちら↓で確認できます。
次回の生産者訪問レポートは和歌山県紀の川市の生産者さん『和歌山ももりファーム』さんです!