あなたを想う花 上巻 ヴァレリー・ペラン著
書き過ぎて手を休めねばならなくなった僕は、当然急に暇である。
これを期に、超絶遅読の僕は積みを超えて、年跨ぎで読み終えていない本を読みたいと思う。
何時も多忙故、手が治ってからも少しずつ読み易いように、読んだところまでの小感想を積み重ねていけたらと思っているんだ。
早けりゃ普通半日で読み終わるからw
気になったら読んでみて下さいね^ ^
現在17章。
Xで夫婦の贈り物にも良い本と言う謳い文句が気になり、上下巻綺麗な表紙だな〜とぼやいていたのを覚えていた妻がプレゼントしてくれた。
綺麗な佐天のリボンで、二冊纏められ僕の手に届いた訳だ。
今の所、ろくでもない旦那が逃げ、墓地管理を一人でする女の人と、墓地に来る人々の関わりをかいているのだが…
そうだね。僕は書き手なので、書き手からの感想も書いて行こうか。
この本に関しては特にだ。
洋書が翻訳されると、折角の海外のお洒落感が抜け落ちたりするが、この翻訳は洒落が効いていて個人的に好きだ。
更に細かい章割りにも拘りを感じる。
最初は何だろと思う章タイトルなのだが、軈て墓碑の文字だと気付く。
日本と違い、長いお洒落な言葉がまるで明言のやうである。
随所見ても、丁寧な仕上がりな本だと感じた。
表紙も滑らかな肌触りだ。
改行、頁送りの拘りも美しい。
文章も万人に読み易い、癖の無い…然し、お洒落な雰囲気がある。
一つだけ注意したいのは、これは若い夫婦にはあまり向いていない気がする。
そうだなぁ…せめて、第一の人生後がオススメだろうか。
落ち着いてきて、もうこの人と一生生涯を閉じるまでいるのだろうな…そんな人がいる頃合いが読み時かも知れないね。
墓地の話しと嫌煙するならば勿体無い。
主人公の女性は実に魅力的だが、不運。
ワインの似合う良い女が一人。
17章迄で、ろくでもない旦那を忘れられない部分が多いのだが、気掛かりな男が現れた。
今の所、然程主人公は気にしていないようだが…。
そんな恋愛話しも気になり乍ら、僕も久々にワインを添えてこれから先を読みましょうか…。
※この記事は少しずつ読んでは読書日記の様に、ネタバレにならない程度に追記メモして行くので再更新します。
2024/01/07 17章〜22章
この馴れ初めは胸キュンだよ!これだけで僕なら一冊書きたくなる。神父が言った言葉が印象的だったなぁ。
18章 書くより読むが早しだな。流石の僕でも。
最後が皮肉めいていて好きだな。
主人公は多方面から自分を静観している様な人に感じた。頭は悪く無いようだ。
独り言は僕も凄いんだ。
寝れないと二時間は余裕で布団に入ったまま、小声で物語を話している。
今も多分出来る。忘れるのが勿体無くて書いている。今はあまり書けないから、きっと独り言が増えるに違いない。
僕の書く物語は、全部独り言で出来ていると言っても過言では無い。
19章 ん〜…これは深いっ!渇望とはなんたるやを書いているのだが、これはやばぃw
この主人公でも無く、この本に惚れそうになった。
物事や人の二面性の書き方が、女性的で繊細なんだよね。
どぎつい現実に美しい景色のフィルムを当てがっても成立する。僕が凄い好きな表現方法だ。
最悪の時に最高の景色を浮かべるのは、ある種生きる為の強さにも感じる。
20章 何だと!?この展開は面白いな。
21章 実は僕は二つの言葉で気付いていた。だから皮肉だと言った。まぁ、普段から推理を考えているのだからね。
気付いたのは時間、音、更には他にノーヒントが逆に違和感であった。
この章はまるで推理を解き明かす様で面白い。
似ている。此れに当てがう言葉達を変え、結果を変えると面白い推理が作れる。
豆知識追記しておこう。📝
500gの重曹で白い布が発光する。今度試してみよ。
22章 波乱の幕開けかぁ〜?
章の最後の一言の言い回し、好きだなぁ。
さっ、今日は此処まで。
夕飯を作って、ちゃんとストレッチしないとね。
飽きると思ったが、ハマってくるものだなぁ。
凄く短い連載で、毎回落ちやシーンが違う感じで飽きない。
忘れそうになると、…あれから数日後…みたいにポッと繋いで来る間隔が程よくて上手い。
僕もこんなリズムのタイミングで書けたら良いな。
2024/01/17 23章〜24章
昨日に眼科の待合室で少し読みました。
こんな本の少しの時間でも、一章が読めてしまうのも良い所だろうか。
記すのは本日2024/01/17参りますぞ。
23章
愛が冷める瞬間と言うのは人其其で違う。
主人公は此処が…とも言うが、全体的にも楽観視して話している。
案外大した事では無いのではないかと感じるだろうが、此れが…では無く、それは「ねぇ、貴方もそう思うわよね?」と言いたい、女性脳特有の共感を得る事で、許される。つまり、旦那に冷めてしまった自分も肯定出来るのだ。
僕が思うに、不愉快の積み重ねに読めた。
24章
会わない人は死んだも同然とは僕も思うんだ。
生死も分からなくて構わなくなる…それが、別れだと思う。「死」について、初めて見解を述べているのだが、この野犬の例えが実に彼女らしい。
死なれるより辛い人生を空想するが、やはり身に起きない痛みは、あくまでも想像を超えない。
弔辞に出たね!←何が?
薔薇だよ。薔薇🎵←其れで浮かれているらしい^ ^
何処に使われ、飾られようが薔薇は薔薇🌹✨
そうさ…どんな物語を書いていても、僕の書く情熱に変わりはないのさっ✨♪←思いっきり脱線していますよー(^^;;
2024/02/08 25章
久々に少しだけ時間がある。少しだ。
其れならやっぱりこの本に限る♪
25章
レオニールつまり、レオと言う娘が此処で登場する。今まで電車の遮断機の仕事も、トゥーサン(失踪した旦那)との話しばかり。
だが、この章はまるで、レオだけに捧げられた章の様だ。産まれた瞬間の不安、そして溢れる愛。
母親として生まれ変わった自分の心情を書いている。産まれて直ぐはまるで産後ブルーなのだが、若くして育て、全く逆の感情に変わる。
僕は出産を経験した事は無いが、此の様な気持ちになるものかと考えている。
「素晴らしいものと毒になるものがある」その言葉が妙に印象的だった。
殊に心配なのは夕飯以外は外出するトゥーサンの方。
両親に甘やかされ生きて来た印象もこれまでで受けた。
今日は詩を読む様に、この一章までとしよう。
僕は僕の物語が待っているからね。
2024/03/27 26章
そうか。一ヶ月に一回…僕の本が読める時間…。
貴重だ。本当に…。一ヶ月、ずっと自分の作品作りに明け暮れていたんだな。
季節が流れ、梅も見ていないのに、桜が咲くと言う。
桜が見たい…。死んだ祖母と母が愛した花。
僕がもし自由な形で、もしこの物語の墓地に二人の墓が作れるとすれば、二人に優しい詩を書いてやりたい。
26章
そんな話をしたのには訳あって。
先ずは、墓に流せる曲や書ける歌詞等の話で始まる。
日本よりかなり自由が利くみたいなんだ。
そんな温かな墓地に、歌姫が登場する。
この回は歌姫の愛の話だ。
起承転結がはっきりしており、これはネタバレになるから、実際に読んで欲しいところでもある。
少し切ない…でも其処に温かな変わらない、プラトニックな永遠の愛がある。
そしてこの言葉に僕は、パートナーと生きる時間を考えた。
一緒に暮らし20年、墓に入り20年。
それでも愛は変わらないと言う。
僕はパートナーと彼此、そのくらいになる。
長いし、お互いの事は大概分かる。
けれど、其の倍…君がいない。
そんな時間、耐えられない。
歌を毎日歌うだけで、僕なら耐えられない…そう思った。
其れに彼女の20年は未だ…生きている限り続くのだ。
僕はこう思う。
愛してはならない二人にとって、この歌こそ愛其のものだったのかも知れない。
辛いが、僕がもし残りの半分をパートナーを失い生きるのならば、僕はその残された倍の時間…君を想って…物書きをするだろう。
昔出会った頃の原稿用紙で、一文字一文字書き、溜まったら閉じて、その墓の前に持って行くだろう。
読み終わる時間迄待ち、僕はその間…君だけを想う時間にしたい。
きっとこの物語の彼女の歌も、そんなものかも知れないと思った。
哀れな人生か、幸せな人生か、答えを出せるのは…他人では無く、本人でしかないのであろう。
美しい二人の愛に、ポートワインが飲みたくなる一話である。
2024/07/27 27章
嗚呼…何て素晴らしい…話か。
こんなに愛された本を何時か書いてみたい。
こんなにも大切にされる物を創ってみたい。
反骨精神で教養を覚えようとする主人公を、誰もが愛するに違い無い。
健気に悔しさにも負けない強さが、此の不運な女を幸運の女神にさえ見せるではないか。
娘を愛し…母親として強くなり、弱点さえ努力で克服し、彼女は自分の母親を想った。
人間性の豊かさが感じられる。
短い章に、これだけの成長を感じ、きっと読むのが好きな誰かも、物書きをする我々も魅力する。
孤児では、文字の読み書きは習わなかったのか、苦手だったのか分からないが、行動的でエネルギッシュな人なのだろう。
相変わらず、ポートワインの似合う、良い女だ。
惹きつけられるんだろうな、そんな主人公に。
皆んなを魅了し、ベストセラー…か。
美し過ぎる、僕から見たら。高嶺の本…かもな。
今日は時間が無いので一章。
章が短いから、本当に多忙な僕には助かる本だ。
2024/10/10 28章
大変‼️栞が落ちてしまいました。
…で、も♪コツコツ感想文書いていたから続きが簡単に見付かりました🎵
改めて読書ノートや感想文を書く大切さを痛感しております。
書く分、読みは大幅に遅れますが、紙本でも続きへすんなり移行出来ます。
忘れて読み直しも減りました。
忙しいなら尚更、無駄時間を省くのでオススメです。
黙禱(もくとう)。難しい方の字をあえて採用していますね。
黙祷ではい。
手紙の中の文面。
脳裡(のうり)。これまた難しい漢字を採用した。
脳裏ではない。
其れにしても…ちょっと今回は泣けなしの乙女心がキュン死wこんなマジマジ見られていて、全部をありとあらゆる形容詞で褒められたら…
堕ちない方がおかしいわよ。
でも、此の舞台は残念ながらフランス🇫🇷なのよ。
情熱❤️🔥に満ち溢れた表現がステータスは当たり前なのかも知れない。
トゥーサン堕ちて‼️ろくでなし旦那よりはずっと残りの人生が楽しくなるわよ。と、言いたくなるの。
でもトゥーサンはしっかりした女だから、逃げたとは言え、詰まりは浮気になるのだから、如何なるのかしらん?
自分を許せるか許せないか…。迷惑を掛けてしまうだろう恋。…困ったわねぇ。。
姫君を助けたかったなんて…そんな事、二度と言われないわよ。
禁断の恋…はきっとしない。だって彼は警察官。
だから、決着をつけて欲しいのかもね。
離婚か…。拗れると大変そう。
彼がちゃんと支えてくれるなら…。でも、言葉だけで実際の行動力は未だ分からない。
フランス🇫🇷の離婚事情って如何なの?
其れも気になる。失踪届けは出したが生きている。
素直に1人の女として感想を言うなら、こんなに良い男でも五分五分よ。
否、駄目な旦那が6割。今、如何生きているかにもよる。身体は知っているのだから、元サヤの方が安心に決まっている。
これで、先にお試し出来たら良いけれどね…身体←正直に書き過ぎです。
浮気ってだからしちゃうんじゃないの?
女の身体、馬鹿にしてるわよ←感想文だよね?脱線中
法律も一ヶ月ならこんな失踪だとか駄目旦那なら、先に申請こっそりしたらお試し、良い制度にならないの?
結婚したら怖いだけじゃない。
男もそうだけど賭けみたいなもんよ、最初なんて。
問題のある相手の時ぐらい、良いじゃないって思うわよねぇ。
情状酌量のお情けありで、慰謝料が済むかって話し。
子供が出来ちゃうからとか…?はぁ?
女は子供出来るから差別?
避妊すればこの場合、じゃあ良いのか?って話し。
守ってるって言うか、余計な事もあるのよねぇ。
お試し特例法くっ付けちゃいな❗️←女王が暴走した感想文ってww
これは次が楽しみね♪
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2024/12/29 日曜日 29章
物語は過去の景色へと変わる。
嗚呼…結婚とあらば何処でもある、お家柄の確執問題。
フランス🇫🇷にもあったww
然し、かなり酷いもんだ。
旦那は放蕩息子を絵に描いた様なものである。
形だけの結婚に、何とか娘の笑顔に救われる健気な主人公。
なのに、何故か読んだ後に温かくなるのが、流石130万部ベストセラーの威力と、言うべきか。
悲しみを悲しみで終わらせない、主人公の生きる強さに共感し、勇気付けられた女性も多いのではないだろうか←めっちゃ書き目線から読んだ。
一人の女としては、最悪なところに嫁いでしまった。
けれど、孤児であったから、其れも文句にもならない。言われたい放題だが、黙るしかなかった。
日本でも良く聞くが、子供が産まれて旦那より子供しか見えなくなる典型的な母性がある。
本当はね、子供連れて逃亡しちゃいたかったよねぇ〜と、思わず言いたくなる僕なのだ。
此のシーンの切り返しは、まるで映画🎬のカットの様に流れる。
映画化された数作を手掛ける作家さんのテクニックが凄い✨
洋書を読むのは、文化の違いや、こう言ったテクニックを学ぶにも、遠慮しなくて良いので気楽に読める。
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