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【自閉症】子宮筋腫手術の病床より【ひきこもり】

さて、実は去年の2月あたりですかね、
子宮ポリープ(結局、筋腫だったと判明)の
日帰り手術をキャンセルしまして(何w)


それで、今回、
2泊3日の全身麻酔で手術
してもらったんですね。



世間知らずでこもりびとの自閉症にとって、
手術とかで社会に引っ張りだされるのって、
ものすごくツライことなんですよ。


だから、日帰り手術をキャンセルする際に
泣きながら、周りの人に言いました。


「日帰り?日帰りってありえるんデスカ?」
「血が出るからタクシーでダッテ(泣)」
「痛いと評判の拡張器具を入れてから、
 一旦家に帰されて、自力でまた来る?
 そして、手術した日に自力で帰る?
 世界はそうなってるンデスカ?」
「一体どの病院に行けばイイノ?」


私の願いは、


「最新の病院で、個室で、
 2泊3日で、全身麻酔で、
 拡張器具を入れる時は
 がっつり痛み止めをしてもらって、
 手慣れた優しい先生で、
 できるだけ早い日程で手術を」


なんとワガママな・・・


ところが、今私はその待遇を受けています!

世界は優しかった😊


日帰り手術をキャンセルしてから、
なんかそのクリニックに行きづらくて、
ちょうど予約が取れなかったから、
行きつけのクリニックを、
梅田のレディースクリニックに
変えたんですね。


そのクリニックでも、もしポリープが
これ以上大きくなったら、
手術しましょうねと言われていたんです。


で、今回ポリープ(筋腫)が
大きくなっちゃって。


いよいよ手術という流れに。



女医「繊細なところがありますが、
   どうぞよろしくお願い致します」
  (梅田のレディースクリニックから
   総合病院への紹介状の一部)


看「これは何のために飲まれている
  お薬ですか?」
イ「発達障害のかんしゃくとかイライラの
  お薬です」


イ「だあ(ただの検査中)」
医「痛いね。ごめんね。力抜けますか?」


医「2泊3日の子宮鏡下手術になります。
  手術の日程はいつがいいですか?」
イ「すぐがいいです」
医「すぐ。来月の中旬しか空いてないです。
  申し訳ありません」
イ「あっ、いえいえ、こればっかりは。
  それでお願いします!」


医「手術前日に通り道を拡張する器具
 (ダイラパン)を入れて・・・」
イ「おぉぉ・・・(目をつぶる)」
医「痛み止めをしっかりしますんでね」
イ「はい!ありがとうございます」
医「痛み止めをしっかりね」


麻酔医「全身麻酔・・・」
イ「はい!全身麻酔で!」
麻酔医「ですよね」
イ「ですね」
麻酔医「下半身麻酔の方が多い手術なんで・・・」
イ「おお、なぜですか?
  フンフン、全身麻酔でお願いします」


事務「個室を希望されますか?」
イ「はい!」


のように、私が何か懇願するわけでもなく、
嫌だーと泣いたりするでもなく、
スムーズに全部の願いが叶いました。


どの病院にするかも選ばなくて済んだし、

紹介状のシステムって素敵!


手術はさっき無事に終わりました。


20分くらいの手術だったそうで、
私の意識が戻るのも、
ものすごく早くパッチリだったそうです。
(せん妄、大丈夫でした😃)


全身麻酔は、
1時間くらい寝てたはずなんですが、
本当に本当に寝てた自覚ないですね。


手術室に流行の音楽が流れていたので、
それをずっと聞いてたつもりでした。


個室から自分で歩いて手術室に入って、
台の上に寝て、準備されて、気づいたら、
「終わりましたよ~」みたいな。
「ええ~!マジですか!」って。

ほんとにそんな感じ。


今は個室のベッドの上で安静にしていて、
酸素マスクが口に、
心電送信機が左手人差し指に、
点滴の針が右腕についています。


それから、尿道にカテーテルが
いつの間にか入ってて、
自動的に排尿しています。


そういえば、点滴はね、
今は普通の点滴なんですけど、

手術前日は小型の点滴セットが
右腕に装着されてました。
(右腕に点滴の針を刺して、
 スマホサイズの小型の液体バッグも
 一緒に右前腕にグルグル固定)

その腕固定点滴のおかげで、
手術の瞬間まで、点滴してるのに、
何も持たずに自由に動き回れました!
すごい~✨



あとは、手術前日の24時以降は、
飲食不可(絶飲食)だけど、
OS-1は1本以上飲んでくださいと。

翌朝の8時までに
1本以上飲めなかったら点滴ですと言って、
3本持ってきてくれました。
(結局、手術当日の朝8時まで絶飲じゃない)

2本と200ml飲みました。
美味しい(笑)


手術は午前中に終わりました。


あとは、何かな?
どんな情報を書けば・・・

とりあえず、時系列でまとめてみる?

【まとめ】 ポリープ発見から退院まで 時系列詳細


【手術前】

1、行きつけのクリニックでポリープが
  大きくなっているのが見つかる。
  その場で紹介状をもらえた

2、翌日、総合病院に電話。
  次の日に受診。数時間待った。
  その場で手術日が決定し、
  検査のために各科を回る

3、手術の3週間前に麻酔科、婦人科、
  入退院支援センターで、
  入院説明を受ける


【手術前日】


4、14時、入院。すぐにシャワーをして、
  拡張器具を入れる処置
  (人によっては激痛)

5、拡張器具を入れた後は自由時間。
  夕食。
  看護師がバイタルをはかりに来たり、
  手術関係者が代わる代わる来て、
  挨拶と簡単な質問をして帰る

6、22時、就寝(私の場合)

7、24時、絶飲食(OS-1のみ可)


【手術当日】

8、8時、OS-1も絶飲、バイタルチェック

9、9時30分、手術着に着替える
  (麻酔後の血栓対策にハイソックスをはく)

10、11時予定だったが、
  10時40分、手術室へ

11、手術がいつの間にか終わり、
  12時15分、個室へ運ばれる

12、数時間寝たきり。スマホ等可能。
  ほぼ1時間おきに看護師が来て、
  バイタルをはかり、
  オムツをめくって出血具合を見て、
  おなかに聴診器を当てて、
  おなかがギュルギュルいうかを聞き、
  足のしびれを質問して、
  麻酔の残り具合を確認する

13、通常、術後6時間で飲食可
  (その時に歩行可の人もいる?
   私は足がしびれて翌朝まで歩行不可)

14、22時、就寝(あまり寝れなかったけど)


【手術翌日】

15、7時に歩行可になり(私の場合)
  尿道カテーテルと点滴が外れる

16、8時、バイタルと採血

17、9時、麻酔科、担当医師が
  挨拶をしに来る

18、9時30分、内診

19、10時、退院決定

20、11時、退院(自分で退院時間を決める)

の流れでした。


こうやって書いても、あっさりしてますね。
実際も1泊くらいの感覚でした。


あと、しょうもない情報としては、


パラマウントベッド、快適です。
ボタン長押しで角度調節、楽しい(笑)

ふだん枕難民なんですけど、
枕もなんか調節しやすくて、ちょうどいい!

手術前日はいつもの入眠剤で
8時間眠れました。

個室だったんですけど、
室内の温度調整と明るさ調整が
自由にできました。


拡張器具を入れたまま過ごした一晩はね、
座薬のがっつりした痛み止めのお陰で、
痛くなかったです。
(手術当日のお通じに違和感もなし)


ただ、拡張器具を入れる時は、
すでに入れた座薬と、
筋肉注射の痛み止めで意識をやわらげた
にもかかわらず、
私にとっては痛かったです(人による)。


ほんの数分間すごく痛かっただけ
なんですけど、
「ごめんね。痛いです」って言われて、
「帰る~」って思いました(笑)


本当に痛かった。
足がプルプル震えてしまいました。


出産の途方もないスゴさが分かりました。
いや、ちゃんとは分からないけど。
出産が命懸けの武功だということは、
これで明白に思い知りましたね。


あとは、酸素マスクは、
術後3時間で取れました。

心電送信機は、
私の場合は術後9時間で取れました。


点滴は、私の場合は、
お腹と足に麻酔が残ってしまって、
絶飲食が翌日の朝まで続いたため、
(術後6時間で夕食の予定だったけど)
翌日の朝まででした。

夜中も点滴をして、
麻酔の排出を促しました。


尿道カテーテルが取れたのは、
足のしびれが治って、歩行できたらです。
私の場合は翌日の朝でした。
(術後数時間は足がしびれてなくて、
 すぐに足先も膝も動かせましたが、
 その後夕方から一晩中しびれていました)


絶飲食は平気でした。

PS Vita(2011年発売のゲーム機)で
信長の野望【天翔記】(1994年発売)を
ずっとプレイしていたので、
時間の経過が気にならなかったですね(笑)


さすが過集中?

ん?違う?

ゲームが古い?


いざという時の「天翔記」と
「ドラクエ5」と
「ようこそひつじ村」だよ!


三種の神器フォーエバー。



個室は快適そのものです。

静か。まさに静寂。
自由。いつ何しててもいい。

引きこもれば、他の患者さんに会わない。
話しかけられない。心が乱れない。

看護師さんの話が聞き取りやすい。
出入りが分かりやすい。

消灯しない。
大事にされてる感。
安心。


手術で病院(社会)に引っ張り出されても、
引きこもれる!!😁


こんな感じでした。
入院中、noteを細切れに書いていて、
今は退院9時間後です。


麻酔が体から抜けにくかったけど、
結局、手術の翌朝には歩くことができて、
パンとサラダと果物の朝食も食べました。


痛み止めを飲まなくても、
痛みはほぼありません。
座ると若干痛いかな?くらいです。


筋腫は綺麗に取れました。


ただ、左の卵巣が腫れてるとか何とか。

一時的なものだといいんですけど。
次の受診で診てもらうことになりました。


大冒険でした!!
でも、終わってみればあっという間。

ありがたいことです。

最近何だか医療に大感謝が続きますね。

受難というか、幸運というか。

まあ、一つ一つクリアしていくだけですよね。

入院前にフランスパンで
犬歯が割れちゃって、
歯抜けで入院したんですけど、
歯の話は今日はいいか(笑)


以上でーす。




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