幻想世界の住人たち4 日本編 (新紀元文庫)
日本の妖怪が、約一千種も載っている本です。
名前を羅列するだけでなく、妖怪の現象について、きちんと説明しています。
数ある妖怪本の中でも、優れた一冊だと思います(^^)
もともとは、一九九〇年に、新紀元社の『Truth In Fantasy』シリーズの一冊として、出た本です。
それが、二〇一二年に、新紀元文庫の一冊として、生まれ変わりました(^^) 文庫という手軽なサイズで出てくれたのが、嬉しいですね。
見た目が小柄でも、中身がずっしりと詰まった本です。質量ともに、充実しています。
日本の妖怪がお好きな方なら、持っておくべき一冊でしょう。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
なお、以下の目次には、環境依存文字が含まれます。お使いの環境によっては、正確に表示されない文字があります。御了承下さい。
はじめに
一◆山の章
天狗
大太法師――ダイダラボッチ/手長足長
山男と大人【おおびと】――キムンアイヌ/大人【おおびと】
小人【こびと】――コロポックル/一貫【いっかん】小僧/後追い小僧
風神雷神――風神/雷神/雷小僧/雷獣
山霊【さんれい】――声の怪/音の怪/妖火/肉吸い/油すまし
など
二◆水辺と海の章
河童――ミンツチカムイ/ガラッパ/一目【ひとつめ】入道/ワロドン
山童【やまわろ】――セコ/カシャンボ/ヒョウスボ
兵主部【ひょうすべ】
水虎【すいこ】
キジムナー/ケンモン
水の神
など
三◆里の章
目玉の怪―― 一つ目小僧/箕【み】借り婆さん/手の目/百々目鬼【どどめき】
家に来る妖怪――生剝【なまはげ】/叺【かます】親父/隠れ座頭
雪の怪――雪女/雪ん子/雪女郎/雪童子【ゆきわらし】/雪ん坊
産女【うぶめ】――姑獲鳥【うぶめ】
鬼婆――安達ヶ原【あだちがはら】の鬼婆/古庫裏婆【こくりばばあ】
道の怪――飛縁魔【ひのえんま】/砂掛けばば/豆腐小僧/百々爺【ももんじじい】
など
四◆家の章
座敷童子【ざしきわらし】
ろくろ首――抜け首と飛頭蛮【ひとうばん】
二口女【ふたくちおんな】――食わず女房
家に憑く妖怪
化け物屋敷
金霊【かねだま】と竜宮童子【りゅうぐうどうじ】――金ん主【かねんぬし】/金玉/ヒョウトク/貧乏神
など
五◆街の章
百鬼夜行
街の鬼――茨木童子【いばらぎどうじ】
鵺【ぬえ】
鳥の化物――以津真天【いつまで】/入内雀【にゅうないすずめ】
四霊獣と四神――龍/麒麟【きりん】/鳳凰/亀/青竜/白虎【びゃっこ】/朱雀【すざく】/玄武
車の怪――片輪車【かたわぐるま】/輪入道【わにゅうどう】/朧車【おぼろぐるま】/火車【かしゃ】
など
六◆社寺の章
護法【ごほう】――護法童子/前鬼・後鬼
式神【しきがみ】――式王子【しきおうじ】
大鼠【おおねずみ】
狛犬【こまいぬ】――シーサー/獬豸【かいち】/おとろし
要石【かなめいし】と大鯰【おおなまず】
清姫【きよひめ】
など
妖怪名索引
参考文献
おわりに
文庫版あとがき