植物分類表
題名のとおり、植物の分類を、ひたすら並べた本です。
二〇〇九年の時点で、最新の分類表です。
載っているのは、日本の植物だけではありません。外国の植物であっても、観賞用に栽培されていたり、商業的に重要であったりする種は、載っています。
日本で普通に目にしたり、種名を聞いたりする種は、すべて載っているといえるでしょう。
植物の分類を調べるには、非常に便利な本です。これ一冊で事足ります。そのための本ですよね(^^)
二〇二三年現在では、古くなっている情報もあります。最新の情報は、今では、ネットにあります。本書を基礎として、ネットで最新情報をフォローするのが良いでしょう。
分類は、地味な作業です。けれども、絶対に必要なものです。
これだけの作業をまとめ上げた関係者の方々に、感謝と敬意を表します。五つ星以外の評価は、考えられません。
以下に、本書の目次を書いておきますね。
目次の量が膨大なため、省略した目次になることを、お許し下さい。
口絵(図版:リンネ氏性分類体系一覧図)
口絵(写真:Amborella trichopoda)
口絵(写真:Ceratophyllum demersum)
まえがき
科が変更された主な属の一覧
凡例
植物分類表
1.小葉植物門
1.ヒカゲノカズラ綱【こう】
2.真葉植物門
シダ類
1.マツバラン綱
2.トクサ綱
3.リュウビンタイ綱
4.ウラボシ綱(シダ綱)
種子植物
裸子【らし】植物
5.ソテツ綱
6.イチョウ綱
7.マツ綱
8.モクレン綱(被子【ひし】植物)
附録 I 本書で採用した分類体系と分類群の扱い
附録 II 植物分類体系の変遷
1) リンネの性分類体系
2) リンネ以前の分類研究
3) 自然分類体系の誕生の背景
4) 自然分類法の理論
5) 自然分類法の創始者とされるドゥ・ジュシュー
6) ラマルクの貢献
7) カンドル学派とその意義
8) ドゥ・カンドルからダーウィンまで
9) ベンサムとフッカー:ドゥ・カンドル体系の改良者
10) エングラーの体系
11) 相次ぐ分類体系の出版
12) 分岐分類と植物の体系分類
13) 分子系統解析を反映した分類体系の構築
附表
表1 リンネの性分類体系
表2 アントワーヌ・ロラン・ドゥ・ジュシューの分類体系
表3 アントワーヌ・ロラン・ドゥ・ジュシューの目【もく】の分類体系
表4 ドゥ・カンドルの分類体系
表5 ブローニアルの分類体系
表6 ブラウンの分類体系
表7 ベンサム‐フッカーの顕花植物(Phanerogamae)分類体系
表8 アイヒラーの分類体系
表9 エングラーの分類体系
表10 エングラーの被子植物分類体系(1900-1907年)
表11 エングラーの被子植物分類体系(1964年)
表12 ソーンの被子植物分類体系
表13 ダールグレンの被子植物分類体系
表14 タクタジャンの被子植物分類体系
表15 クロンキストの被子植物分類体系
表16 マバリーの維管束植物分類体系
表17 APGIIの被子植物分類体系
附図
図1 Chase et al.(1993)による現生種子植物の分子系統樹
図2 ソルティスらによる被子植物系統関係を示す要約図
図3 ジャッドらによる維管束植物の上級分類群の関係を示す分岐図
学名索引
和名索引
編集人あとがき