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秋の夜長にあの人を思う

気分の良い幸せな一日の終わりには、あの人の事を思い出しながら寝る。

思い出に浸る夜もあれば、妄想を膨らませる夜もあるし、憎悪にまみれた良からぬ妄想も進む事だってある。

今日は彼の好きな所を考えてみようと思う。

なぜ急にそんな事をするのか?今まで文字にした事がないから。ただそれだけだ。

もしかしたら、数年後の自分が見返した時に「えっこんな事書いたの?」と自分の事をドン引きするかもしれない。それもまた面白い。

手始めに10個挙げてみる。

①自己肯定感が高い。つまり自信家。

→こう言う人と一緒にいると自分もポジティブになれる。私も頑張らなくてはと思う。逆も然りなので、私も彼にそう思って貰える様な人間になりたいと思える。

②カッコつける所。しかもそれがちょっとダサい。

→会計の際に高い物に対して「やすっ」と言う。可愛い子が見てるかもしれないからと、芝公園周りを全速力でジョギングして熱中症になる。私と友達がお茶してる所にゲリラで訪れて会計だけして帰る。私は「あー頑張ってる頑張ってる、可愛いな」と思ってしまうけど、敢えて言わずに、「ありがとう」「頑張ってるね」と声を掛ける。彼も得意げなのが可愛らしい。

③少し意地悪

→私がMなのか、彼によってMに育てられたのか分からないが、少しだけ意地悪な事を言われると嬉しくなる。小学生の喧嘩みたい。「好きな子にだけ意地悪しちゃうタイプでしょ〜」と冗談で言うと「全然。」と言われてまた虐められる。私がして欲しい事、言って欲しい事を分かっていて絶対に言わない。それも引っくるめて好きなんだと思う。

④約束は絶対に守る

→ドタキャンされた事が一度もない。良いやつだなと思う。

⑤結局優しい

→嫌だと言って結局お風呂に入ってくれるし、嫌だと言いながらセックスをしてくれる。

⑥友達が多い

→男友達も女友達も多い。誕生日パーティーは芸能人さながらの様に大規模に行う。友達が少ない私から見たら太陽の様な人だ。

⑦取り敢えずセックスの相性が良い

→10年一緒にいれる根本はここだと思う。一緒にいると、したいなーと思う。たまに「あれ?何かセックス変わった?」と他の女の存在に気付くのだけど、毎回同じよりは良いかななんて思ってしまう。たまに翌日あざだらけ歯型だらけなんて時もある。

⑧肌感が合う

→セックス抜きで、肌と肌をぴったり合わせた時に吸着する様な感覚が彼とはある。他の人とはこうはならない。大きな背中に鼻と口をくっつけて呼吸を合わせて寝るのが大好きだ。外でべたべたするのは許して貰えないけど、ベッドの中では抱き付きたい放題なので一番好きな時間だ。

⑨お酒のペースが同じ

→これも大きな要素だ。彼はハーフなのでお酒が強い。乾杯にはビール、その後はハイボール。お寿司には日本酒、バーでは赤ワインと、好みが一緒なので本当に楽しい。たまに飲み過ぎて「昨日エッチした?」「(状況からして)多分した」みたいな会話がある。

⑩サヨナラのハグをしてくれる

→いつも彼が仕事に行くのを見送ってから、私が彼の家を去ると言うのがルーティンとなっている。寝ぼけ眼で玄関に見送りに行くと軽くハグをしてくれる。機嫌が良い時はほっぺにキスもしてくれる。ある時珍しく唇にしてくれた日があった。彼が去ってからも暫くのぼせてベッドで悶絶していたら彼が忘れ物を取りに帰って来て「何してるの?」と冷たく言われた事がある。笑

ここまで書くとのろけの様に見えるかもしれないが許して欲しい。彼とは付き合っていないのだから。

他の女の子にも同じ事をしているんだと思いながら、高まる気持ちを抑えている。

誕生日が終わってから、「またね」と送ったままもう1週間以上LINEの返事がない。

今頃あの女がドライヤーを使っているかもしれない。

悪い妄想はやめて、今日は穏やかに眠るとする。

書き出してみて良かったと思う。

益々彼が愛おしくなった。

まだ魔法は解けないみたいだ。


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