私たちはどう生きるか
私には大学の頃からの友人がいる。
彼女の名前は庄司(しょうじ)。
彼女は英語の授業の初日に遅刻をしながらも堂々と現れた。
当時流行ったショッキングピンクのどぎつい色をしたトレンチコートを羽織り、ルイヴィトンのモノグラムの鞄を持ち金髪に近い茶髪の彼女は、大学デビューだった芋女の私にとっては眩しく見えた。
昼休みには金のマルボロを吸い、夜はキャバクラでバイトをしていた彼女は明らかに私とは違う世界で生きていると最初は思ったが、数ヶ月後には同じ授業を並んで受け、昼休みには学食でランチ