源氏物語「花宴巻」を読む
今回は「花宴巻」。文量が短くあまり惹かれる場面がなかったので、記事も短くなる。注目したいのは最後の文である。
いとうれしきものから。
訳すれば、「たいそう嬉しく思うものの」といったところ。朧月夜という大変美しく歌もうまい女性に出会ったのがこの巻に描かれる。朧月夜との出会いは大変幻想的な場面であり、まるで夢の中かのような美しさがある。それを踏まえて、最後をこのように余情を催す表現にしているのだろうか。ここに美しさを感じた。
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過去の記事で一番短いものになったのではないか。たまにはこれくらいでも構わないなとも思う。
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