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休日の朝じかん、ラジオを"ごほうび"にしている。 - 大人のための音楽プログラム。

拙宅にテレビはない。
ある土曜の朝、たまさかラジオを聴き始めた。
家のことを済ませながら、ただ流す。
それだけのことだったけど、しばらくして気づいた。

私は、休日・土曜の朝のラジオを楽しみに、生きている。

月曜から金曜まで仕事をする。
私は在宅しごとがメインなので、しごと時間とおうち時間の境いめがはっきりしない。
かつては仕事のストレスをうまく切り替えられず、週末も疲れが取れないまま、土曜の朝は「ふとんが友だち」になりがちだった。

今は不思議だけど、土曜の朝、
私の細胞は、息を吹き返す。

土曜の朝に聴いているのは、NHK-FMでこちらの2番組。

午前7:20からスタートする"ウィークエンドサンシャイン"

そのあと午前9:00からは"世界の快適音楽セレクション"

2つの音楽番組に共通して言えるのは、

自分では選べない"グッドミュージック"がきける

ということ。
音楽の幅が、思いのほか広がるのだ。

"ウィークエンドサンシャイン"は、DJを務めるピーター・バラカン氏が選曲したジャンルレスの音楽を紹介してくれる。
選曲には多少、バラカン氏の世代や好みも反映されているとは思う。
でも私が生まれる前の古いロックや、なかなか触れる機会のないワールドミュージックを知ることができる。
かかる楽曲が、本当に良い曲が多いのです。

バラカン氏はボソボソと話す。

それが、土曜の朝にちょうどいい。

一週間の仕事を終え、のそのそ起きてきたところに、朝からハイテンションに英語で曲紹介とか、そういうの私、もういいのよ。

ボソボソ話してくれるくらいがちょうどいいんだわ。

そして、とっても丁寧に曲やアーティストの説明をしてくれる。
リスナーさん達のおたよりも、パイセンな音楽ファンが多い感じ。みなさんとても真面目で、音楽のことしか書いてこない!
「先日、こんな面白いことがありまして」みたいなオモシロ小話、一切なし!
それもいい…。
そこには、大人たちのひたすらまっすぐな音楽愛しかない。

バラカン氏とリスナーさんの間にある種の「きずな」が感じられ、ラストの曲を聴きながら、バラカン氏とそのなかまたち(リスナー)の音楽愛がじわじわ胸にしみてきて、ほのかに感動するときだってある。

"世界の快適音楽セレクション"は、ギターデュオのゴンチチさんがパーソナリティを務める音楽番組だ。

番組タイトルのとおり、古今東西を問わず、土曜の朝にふさわしい快適な音楽を届けてくれる2時間のプログラム。

毎回"お題"がさだめられていて(9/20放送回のお題は"きわだつ音楽")、それに沿った選曲が紹介される。
ゴンチチのお二人がのんびりと、ほのぼの繰り広げる会話を聴いていると、平日の間に知らずと凝り固まっていた体が、ほぐれていくのだ。

喫茶店で音楽好きなおじさんが、好きな音楽のことを話してるのを隣の席で聞いてる感覚で、私は楽しんでいる。
(「喫茶 謎」というコーナーもある)

この番組で好きになったアーティストもいて、Aqualung もそのうちの一つ。
無名・有名に関係なく、心をほぐしてくれるグッドミュージックだけを紹介してくれる。

両番組ともほとんどの場合、曲を最後までかけてくれる。
これも私には大事なポイントで、曲が最後までかからない場合(構成の関係上仕方ない番組もあるとは思う)、なんとなく消化不良なきもちが残ってしまう。
そういうことがまずない。

2つのプログラムを聴きながら、ぼーっと朝食を食べたり、洗濯をしたり。
音楽聴いてる間は、「いいなあ」とか「おもしろいなあ」とかしか感じない。
平日のあんなこと・こんなことはすっかり忘れてしまえる。
(いいのか悪いのかは知らない)

この朝じかんのおかげで、週末をしっかりリフレッシュに使えるようになった。テレビのように目と耳の両方を奪われるわけではないから、ながら聞きで自分の思うまま、時間を使える。

しごとする平日とゆっくり過ごす休日のハブになってくれているのだ。
もともとインドア派なのもあいまって、こういう過ごし方を自分ではすごく気に入っている。

平日をちゃんと乗り切った私が、耳であじわうごほうびラジオ
けして派手ではないけれど、長く音楽の世界にいるプロが選んだ極上の音楽を贅沢に楽しめる。
こういうラジオ番組は、大人になってからのほうがずっと味わい深く楽しめるもの。

NHKのラジオ配信アプリらじるらじるで聞き逃し配信もあります。
興味をお持ちの方は、一度いかがですか?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
素敵な一日をお過ごしください。

✔︎オススメ音楽、こちらにまとめてます。

よかったら、のぞいてってくださいな。







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