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【部誌紹介】詩歌集『万花』💐

#2
広報の🍎です。


文学フリマ京都では、新刊『万花』を販売しました。

『万花』のちょっと詳しい解説を、こちらでしていけたらと思います。


『万花』概要


『万花』

A5サイズ / 60ページ
詩23篇、短歌連作2作品収録
1冊500円(※文学フリマ京都での価格)

xにて目次と一部掲載作品を紹介していますhttps://twitter.com/Otanibungei_new


タイトルについて


『万花』になった訳



詩歌集ということで、万葉集から一字拝借し

また沢山の花々が咲き乱れる様子"万花"のように、作品たちが輝く

そんな願いを込めて、”万花”に決定いたしました。


タイトルを付ける取り組み

部誌にタイトルをつける取り組みは、今年度から始まりました。

以前は『紫明祭号2024』のように、販売するイベント名+刊行した年が呼び名でした。タイトルをつけるようになったのは、部員の発案がきっかけです。

若葉祭号『春鳥』と紫明祭号『秋桜』


若葉祭号『春鳥』は、手に取ってくれた方にウグイスの春の声が聞こえるように。
紫明祭号『秋桜』は、一つ一つは控えめな花ながら、丘一面を埋め尽くす秋桜のようサークルがあれるように。


このように、季節に合わせて願いを込めたタイトルになっています。



今後『春鳥vol.2』のように続いていくのか、新たなタイトルが部誌ごとにつけられていくのか、まだ未定です。


”万花”以外の案には、販売時期の冬を想定した言葉が多くありました。”牡丹” "冬茜"などの中から、多数決で”万花”に決定💐

初の詩歌集制作

なぜ詩歌集なのか?


学園祭”紫明祭”は、11月の中旬。文学フリマ京都の開催は、1月の中旬。
準備期間が2か月も無い事に、幹部は大焦りしました。


通常の部誌には、10~15作品程度の短編小説が提出されます。

週二回の活動で、1日に2作品を講評したとしても
全ての講評を終えるために数週間を要します。

入稿し発注して、完成品の到着にも約2週間ほど📦


講評と編集のスケジュールに余裕がない。
また、部員に作品を執筆してもらう時間もとることが出来ない。

これらを解決するために発案されたのが、詩歌集の制作でした💭

学園祭号に短編小説を提出し、ストックが無くなった部員も
活動で詩や短歌創作の企画を行うことで、作品の提出が可能になります。

そして比較的、推敲や編集の負担を軽減することができ
講評に時間をかけることが可能になります。


詩歌集制作を決定し、学園祭が終わる前から作品を募りました。


制作過程


元々、歌詞についての話題が部内で盛り上がっていたこともあり、詩の関連企画はスムーズに行われました。

詩や短歌を書く人は部内に少ないものの、経験者を頼りながら初の講評会。

詩の講評を二手に分かれて行っている様子

なんとか12月中に講評を終え、編集作業に取り掛かることが出来ました。


以前まで表紙を担当していた前部長が卒論で忙しい時期の4年生であることを受け、表紙は急遽 広報の私が制作しました。

いくつかのカラーバリエーションの中から、部員に選んでもらいました🎨

表紙の案


💐💐💐


今回の文学フリマでは『万花』を17冊、お迎えいただきました。

『万花』は今後、新入生歓迎祭である若葉祭や、来年度の学園祭”紫明祭”などでも販売予定です。

ぜひ手に取っていただけたらと思います。


部員たちの作品が、手に取ってくださった皆さんのもとで花開くことを願っています。


🍎(広報)


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