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フラッシュバックを乗り超えるために

ごきげんよう、おすみです。

このnoteでは一人の精神疾患当事者でB型作業所利用者であるおすみが実体験を元に障がい者福祉やメンタルヘルスに関する記事をほぼ毎日執筆しています。

心の自然治癒力ことレジリエンスを阻む考え方からの解放を目指すnote。
全5回シリーズの第2回目は【フラッシュバック】です。

(確認事項)レジリエンスを阻む考え方

  1. こうあるべきだとかこうじゃなきゃいけない的な考え方

  2. 過去のつらい経験がフラッシュバックする

  3. どうしても周囲と自分とを比べてしまう

  4. 白か黒かの二者択一

  5. 他人の意見に流されてしまう

フラッシュバックとは

フラッシュバックとトラウマは違う!?

過去の記憶が突然堰を切ったように思い出す現象の事をフラッシュバックと言います。

ここで一つおすみもしていた誤解を解こうと思います。
それはフラッシュバック=トラウマという誤解です。

前述の通り、フラッシュバックは過去の記憶が突然思い出す現象の事で、時間や状況に関係なく発生するのが特徴です。

片やトラウマは過去の記憶が時期や状況、行動等の要因が結びついて思い出す現象の事を言います。

例えば『車を運転していたら昔起こした事故の記憶がフラッシュバックした』という言葉の使い方は過去の記憶と今の行動との関連性があるので間違った使い方になります。

一つ勉強になりました。

フラッシュバックと悪夢

身近に最も体験しやすいフラッシュバックが悪夢を見る事です。
リラックスした状態である睡眠中に自分の意志と関係なく悪夢は遭遇します。
また、悪夢の内容を振り返ると自分自身の喪失体験テレビで運悪く目にしてしまった衝撃映像が種となったりするのである種のフラッシュバックと言ってもいいでしょう。

悪夢は誰もが一度は見たことがあると思いますが、メンタルヘルス不調になるとかなり頻繁にうなされ、日常生活に支障をきたすこともあります。
実際、おすみは睡眠障害の一種の悪夢障害と診断されました。
そのことについては過去にも結構頻繁にまとめてありますのでこの機会にお読みいただければと思います。

フラッシュバックやトラウマに遭遇したら

では、フラッシュバックやトラウマに遭遇した時はどのように対処すればいいのか。

おすみも色々試しましたが最も効果的に感じているのは記憶を上書き保存することです。

これはおすみがフラッシュバック発生直後に訪問看護師さんに相談した時に返ってきた答えなのですが、わかりやすく腑に落ちる答えでしたので紹介します。

フラッシュバックやトラウマは瞬間冷凍されていた記憶が一瞬にして解凍されるような状態で、フラッシュバックは突然として、トラウマは必然的に急速解凍が起きたようなもの。
悪い記憶は自己防衛本能で再び瞬間冷凍しようとするので、記憶が凍りつく前に整理をし直す最大のチャンス。

ある日の訪問看護師さんの言葉より

…つまり、フラッシュバックやトラウマを起こしたときこそが自分自身の記憶を書き換える絶好の機会という訳です。

非常に勇気もいることですが、フラッシュバックやトラウマが起きたときは目を背けずに立ち向かうことがまず大切な気持ちです。
失敗や喪失体験の中にも今後に生かせる題材は何かあるはずです。
反省すべき部分や今後生かせる部分をコピー&ペーストし、残った余計な記憶は削除して記憶というテキストファイルの上書き保存のボタンを押す。

おすみはそんなイメージでフラッシュバックやトラウマを乗り越えています。

対処法を知るだけでも心のレジリエンスは高くなります。
次回は『周囲と自分とを比べない方法』を考えていこうと思います。
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