本当の強さとは?
わたしは決して強くない。
「強いですよ」
「メンタルお化け」
と、
リアルに会う友人や生徒さんには言われるけど、そうなのかなぁ?と疑問に思う。
メンタルお化けなわけじゃなくて、
境界線と距離感だと思うの。
わたしはここまでできる。
ここからはできない。
それをわかってるだけ。
というのも、
今日、サッカーの練習が終わってるのに、
息子が夜に帰宅しなかった。
連絡もなくて、1時間半経過して
いよいよ20:30も過ぎ
「これはやばい」と思って電話した。
暗いんだよ!
チャリなんだよ!
中1だけど、まだ12歳だよ
心配しちゃうよ💦
「いまどこ?」
「家だけど」
「いや、さっき帰ってなかったから電話したんだから」
「はぁーーー」
と言われて切られた!
ぷっちーーーん、とキレそうになるけど、
何か理由があったのだろうと深呼吸。
「チャリ中に出れるわけないやん!」
と
なぜかわたしがキレられた。
が、
わたしの真意が伝わってない…
「暗いし、終わってから2時間も経ってたら、流石に心配する」
「あ……」
と言いながらトイレに行ったりなんだりして、
ご飯を食べつつ
「あんなぁ…ぅん、ケンカがあってさ…」
と
話してくれた。
怒ったら真意が伝わらないなぁ、と改めて思ったのさ。
こんなとき、
わたしはゆるすのが上手くなったなぁと思う。子育てでの副産物だ。
そして、
「こう思ったからこうしたの。」と伝えられるようになった。
こんなことを言うと
「わたしなら怒っちゃう!先生のメンタルやばっ!」
とか
褒めて?もらえることがある。
うまく線を引いてるだけ。
怒って伝わるなら怒るけど、伝わらないなら怒り損だもの。
焦らないあせらない。
こんなとき、思うのだ。
本当の強さとはなんだろう?
わたしは、
うちの息子は、強いと思う。
「つかれたー」と言いながら、休ませてくれる友人宅が何件もある。
「こまったー!」と言えば誰かが手伝ってくれる。
これは息子の強みだ。
人の縁というか、繋がりを生かしてる。
わたしは
決して強くないけど、
弱ったときに行く場所を知っている。
こんなことはないけど、
夫の浮気で悩んだら市役所の無料相談窓口から始めるし
子育てで悩んだら支援センターに行く。
不登校で悩んだら不登校の親の会を主催してる人に会いに行く。ちなみに、友人だしね!
そう!
公的サービスやNPO法人を知ってるからこそ「たすけて」と言える環境に、自ら飛び込むことができる。
昔はできなかった。
わたしくらいの大変さなんて、
世の中の人(本やテレビの苦労話)に比べたら大したことないじゃん!
って思って耐えてた。
わたしの耳にピアッサーを刺すような父だし、過保護すぎる母だったから、機能不全家族と呼ばれるものらしかった。
だからなのか、
学生時代は、リストカットもしたし、拒食症にもなった。社会人でも過食症だったので、毒掃丸は手放せなかった。
15歳以上は1回15丸服用だから、うまいこと調節してた苦笑
いい子は真似しちゃダメだよ?
結婚して子どもが産まれて
自分のダークサイドも見つめて
受け入れて、
現在やっと夫源病回復期?
「たすけて」って言えることは
わたしにとって強くなったことなのだ。
必死に1人で戦う人生だったから。
今のほうが大変かもしれないけど、
今のほうが思ってるより大変じゃない。
強さ、って難しい。
泣きたいときに泣くこと?
泣きたいときに我慢すること?
耐えること?
逃げること?
見方を変えれば、どれも強さだと思う。
今の社会はさ、
どっちかが良くて
もう一方がダメっていう雰囲気だけど
世界はもっと曖昧だから美しいんだと思うんだ。
空だって
海だって
いろんな色があるから美しいんだと
最近思うのだ