教授からのことば
『自分の機嫌は自分でとる』
私のゼミの先生が言っていた言葉。先生は何の気もなく言ったのだろうけど、私にはなぜかすごく響いた。
たぶん大学生活をしている中で、大切なことだなと実感したからだと思う。
私自身は、自分の感情を表に出さないタイプだ。嬉しいことは出していくけど、嫌なことや上手くいかないことがあっても、基本的にその場にいる人にテンションを合わせられる。どんな組織にもなじめるだろうなっていうのが私の特徴だし、ある意味個性だなと思っている。
でも、私と仲のいい友達は、もちろんみんなそういうわけではない。
仲のいい友達は、テンションの高い日もあれば、あんまりしゃべらない、眠たそう、話しかけないでオーラが出ている、みたいな日もある。
これが普通なんだろうけど、あまりにも極端な人は困る。
私が人の様子を見すぎなのかもしれないけれど、相手が元気ないと私も接しづらい。どんなテンションでいればいいのかわからなくなる。
こんな時、私はすごく不思議に思う。
なんで自分の機嫌を相手に押し付けるんだろう。
機嫌が悪いことくらい、誰かと一緒にいるときくらい我慢できないのかな。
よっぽどの悲しいことがあれば別だけど、夜更かしでの寝不足とかはべつじゃないかな。
それだけ相手に素を出せるのはいいことだけど、社会人になってから困るぞ、とおせっかいに思っている。
そんな友達と大学生活をおっくている中で、自分の感覚がおかしいのかな、ともやもやしていた。
そこで私の尊敬する大学のゼミ研究室の教授と話していた時言っていたのが、
自分の機嫌は自分でとる。
教授も心掛けているらしい。
おいしいお菓子を食べたり、推しに癒されたり、好きな人と話したり、
機嫌の取り方はそれぞれある。たくさんある。
ちなみに私の教授は、大人だけどまだまだ大学生と同じような感覚を持っていて、おもしろいと感じるポイントが同じだ。(だいたいくだらない事)
だけど、物事に対しての批判をする力はかなり優れていて、そこは、いつもものの見方が違うなあと思う。だから深い考え方ができるのだろう。あと毒舌さは誰にも負けないと思う。教授自身人よりしっかりやっているから、人に対して厳しく言えるんだよな、と内心反抗心を持ちながらも納得している。
そんな教授もきっと自然に行っているであろう、自分の機嫌をとるということ。
私がやっているのは、好きなスイーツを食べる、好きな音楽に過剰に浸って萌える、好きな人のことを考える。とか。基本的にご機嫌でいたいので、楽しくなることを考えている。
自分の管理くらい自分でできるようになってほしい。周りから見るとみっともないぞ、と思う。
それを思っていたのも大学3年生のときだった。今は大学4年生にもなると、みんな少しずつ情緒も安定してきて、そんなことで私ももやもやもしなくなった。みんな大人になってきたなあと思う。
(上から目線)