スポーツとアミノ酸の関係。アスリートがBCAAなどのアミノ酸を積極的に摂取する理由
スポーツに効果的なサプリメントの一つに「アミノ酸」が挙げられます。今ではアミノ酸は、アスリートには欠かせない栄養素として清涼飲料水やサプリメントに多く配合・販売されています。
なぜ、アミノ酸がスポーツに有効なのでしょうか。
アミノ酸について詳しく知ることで、アミノ酸の重要性を理解することができるでしょう。
スポーツにアミノ酸の摂取が必要だと言われる理由
コンビニやスーパー、薬局など至るところで目にするアミノ酸飲料は、根強い人気飲料です。
今では、より細かく「〇〇配合」などアミノ酸の名前が入っている商品も増えてきており、より専門的になってきています。
また、飲料だけでなくサプリメントも身近に販売されており、「BCAA」や「グルタミン」などの名前は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
さて、皆さんは“アミノ酸”がどんなものかご存知ですか?
「カラダに良さそう」とか「脂肪の燃焼を助ける」などのイメージはあるかもしれませんが、それは本当でしょうか?この機会に“アミノ酸”について詳しく学んでみましょう。
アミノ酸は筋肉をつくるたんぱく質の素で、人間の体の20%程度を構成
人間のカラダを作るために欠かせない「たんぱく質」。人間のカラダの約20%は、たんぱく質でできています。筋肉をはじめ、臓器や皮膚、髪の毛や爪もたんぱく質を材料としてできています。また、カラダの材料としてだけでなく、神経伝達物質や免疫の抗体、遺伝子、カラダを動かすエネルギーなど、生命活動を行う上で重要な役割を果たしています。たんぱく質は生きていくうえで欠かすことができない栄養素なのですが、実は食物から摂取したたんぱく質はそのままでは体内に吸収することができません。実は、皆さんが食事から摂取している「たんぱく質」を分解していくと、最終的にはアミノ酸になるのです。アミノ酸は、たんぱく質を構成する栄養素といえるでしょう。
アミノ酸として摂取すると約30分で吸収できるから
アミノ酸を摂取するということは、たんぱく質をすでに分解された状態で体内に取り込むことができるということです。たんぱく質を摂取した場合、分解吸収までに3~4時間かかるとされています。疲労回復やカラダづくりのための栄養補給の場合、素早いエネルギー補給が求められます。分解までに時間がかかるたんぱく質では、急速な栄養吸収が難しいのです。
一方、アミノ酸で摂取した場合、吸収まで30分と短く、素早く体内に取り込まれ活用されます。これが、アスリートからアミノ酸が選ばれる理由です。そして、数あるアミノ酸の中でも、スポーツに効果的であるアミノ酸として「BCAA」が挙げられます。
※アミノ酸がもたらすサポート力については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
・アミノ酸は疲労回復をサポートする?有名スポーツ選手が運動の前後でアミノ酸を摂取する理由
筋肉でエネルギーになるのがBCAA(分岐鎖アミノ酸)
そもそもBCAAとは一体何なのでしょうか。ここではBCAAについて詳しく紹介します。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)とは?
BCAAは数あるアミノ酸の中で、必須アミノ酸である、バリン・ロイシン・イソロイシンという3つで構成されているものをいい、分子構造から“分岐差アミノ酸(Branched Chain Amino Acids:その頭文字をとってBCAA)”とも呼ばれています。そもそも必須アミノ酸とは、体内で生成することができず、食事などで摂取しなければいけないアミノ酸のことを指します。カラダを構成し生命維持に必要な20種類あるアミノ酸のうち、9種類は必須アミノ酸なのです。
BCAAは、筋肉に含まれる必須アミノ酸の約35%を占めていて、筋細胞の主成分となっています。また、摂取したBCAAは筋肉で使用される割合が高いため、筋肉づくりをサポートするアミノ酸として知られており、BCAAのサプリメントは運動をしている人に人気の高い商品です。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)の役割
BCAAを摂取することによって、どのようなサポートを得ることができるのでしょうか。
筋肉の分解を防ぎ、合成を促す
運動前や運動中にBCAAを摂取することで、BCAAがエネルギーとして優先的に使われるため、筋肉の分解を防ぐことができ、筋肉づくりをサポートします。また、運動直後などの筋肉を合成しやすいタイミングでBCAAを摂取することで、筋肉のエネルギー不足を素早く解消し、筋肉の合成に使われるたんぱく質などを効率よく筋肉に届けることに繋がるため、筋肥大をサポートしやすいのです。たんぱく質は多くのアミノ酸により構成されていますが、多くのアミノ酸が肝臓で代謝されるのに対し、BCAAは筋肉に直接運ばれて使われます。その点、BCAAは筋肉に直接運ばれるため、主に筋肉づくりのために活用されるのです。
体脂肪の減少
BCAAを摂取することで脂肪を燃焼させ、体脂肪を減らすサポートをすることが研究で分かっています。脂肪を燃焼させる働きを持つ成長ホルモンやインスリンなどの分泌を促すと言われています。また、脂肪燃焼だけでなく脂肪を蓄積するのを防ぐ体内の受容器を活性化し、脂肪蓄積を増やす遺伝子の活動を抑えたり、体脂肪を燃焼させる遺伝子の活動をサポートする働きをします。BCAAは筋肉を増やしながら脂肪を落とすことができる優れた栄養素だといえます。
ケガからの回復
BCAAは筋肉の合成を促すため、筋肉のケガをした時にもそのサポート力を発揮します。研究では、BCAAサプリメントをトレーニング前に摂取することで筋肉へのダメージを減少させたり運動後に起こる筋肉痛(遅発性筋肉痛)の発生を抑えることができたという報告があります。また、肉離れなどのケガの時に摂取することで、ケガが早く治るという報告もあります。競技選手の場合、リハビリ時などにBCAAを摂取することで、現場復帰が早くなると思われます。
アミノ酸とスポーツに関する研究成果
アミノ酸とスポーツに関する研究は数多く行われています。今回はその中から一部、紹介します。
・アミノ酸の疲労軽減作用に関する研究
・柔道選手の合宿訓練時の運動機能に及ぼす分岐鎖アミノ酸投与の影響
・リオデジャネイロ2016 オリンピック日本代表および候補選手のサプリメント使用状況
トップアスリートに飲まれている「オレは摂取す」とは
国内トップ級のアミノ酸含有量8353,8mgを誇るエナジージェル「オレは摂取す」は、多くの有名アスリートも愛飲しています。
陸上界で数多くの有名選手を輩出する名門 旭化成陸上部が実感
相澤晃 選手
陸上競技(長距離)※男子10000m日本記録保持者
<主な実績>
2017年 全日本大学駅伝 1区 区間賞
2018年 全日本大学駅伝 8区 区間賞
2019年 箱根駅伝 4区 区間賞(当時区間新)
2019年 ユニバーシアード ハーフマラソン 金メダル
2019年 全日本大学駅伝 3区 区間新(区間賞)
2020年 箱根駅伝 2区 区間新(区間賞)
2020年 日本選手権 10000m 優勝(東京五輪代表内定)
<自己記録> 5000m 13分29秒47(2021年)
10000m 27分18秒75(2020年、日本記録)
ハーフマラソン 1時間1分45秒(2019年)
練習後のリカバリー兼サプリメント代わりに『オレは摂取す』を活用しています。鉄やビタミンB、アミノ酸、乳酸菌など体調管理にも欠かせない成分が入っており、昨年の日本記録樹立時にも飲んでいました。それに加え、私が気に入ったのは天然まぐろ皮由来のコラーゲンペプチドが入っているところです。効率よく吸収できるところに惹かれました。これからも『オレは摂取す』を活用してレベルアップしていきたいと思います。
池田向希 選手
陸上競技(競歩)※男子5000m競歩アジア最高記録保持者
<主な実績>
2016年 インターハイ 5000m競歩 5位
2018年世界競歩チーム選手権 20km競歩 優勝
2018年 日本インカレ 10000m競歩 優勝
2019年 日本選手権20km競歩 2位
2019年 ユニバーシアード 20km競歩 金メダル
2019年 ドーハ世界陸上 20km競歩 6位入賞
2020年 全日本競歩能美大会 20km競歩 優勝(東京五輪代表内定)
2020年 日本インカレ 10000m競歩 優勝
<自己記録>
5000m競歩 18分20秒14(2020年、アジア最高記録)
10000m競歩 37分25秒90(2020年、世界歴代2位、日本歴代2位)
20km競歩 1時間17分25秒(2019年、日本歴代4位)
練習前後や補食として毎日摂取しています。豊富なアミノ酸やビタミンB群・鉄分まで配合されており、練習後の回復を早め疲労を軽減させるなどの効果を実感しています。また、味もおいしく飲みやすいため、身体の疲労が強い時や胃腸の調子が悪い日でも飲めます。5000m競歩でアジア最高記録を出した時にも摂取していたので、今後も摂取を続け、国内外のレースで高いパフォーマンスが出せるようコンディショニングをしていきます。
川野将虎 選手
陸上競技(競歩)※男子50km競歩日本記録保持者
<主な実績>
2015年 インターハイ 5000m競歩 2位
2016年 インターハイ 5000m競歩 3位
2018年 日本選手権20km競歩 8位
2018年 全日本50km競歩高畠大会 3位
2019年 日本選手権50km競歩 2位
2019年 ユニバーシアード 20km競歩 銀メダル
2019年 全日本50km競歩高畠大会 優勝(東京五輪代表内定)
<自己記録>
20km競歩 1時間17分24秒(2019年、日本歴代3位)
50km競歩 3時間36分45秒(2019年、日本記録)
練習後のリカバリーや、練習中の補食で毎日摂取しています。豊富な量のアミノ酸だけでなく、鉄分や乳酸菌、ビタミンB群など多くの栄養素を1本で同時に摂ることができるため、安心感があります。大きな怪我や身体の不調もなく練習ができており効果を実感しています。今後も『オレは摂取す』とともにコンディションを高めて、自己記録である50km競歩日本記録の更新とともに、35km競歩、20km競歩で日本記録を目指し、国際大会でも長く活躍できる選手を目指します。
有名校の指導者も納得
「オレは摂取す」は、駅伝東洋大学酒井監督や、サッカーJ3藤枝MYFC、明治大学体育会サッカー部栗田監督など、選手だけでなく指導者からも高い評価を得ています。
東洋大学陸上部長距離部門:酒井監督
パフォーマンスの向上には、リカバリーを早め継続したトレーニングの実施とレースの連戦にも対応できる体を作ることが重要です。「オレは摂取す」は、練習、レース前後に迅速に補給ができて、練習量、レース数が多い選手たちも効果を実感しており、今後も活用していきたいと思います。
明治大学体育会サッカー部:栗田監督
明治大学体育会サッカー部では、試合後に「オレは摂取す」をリカバリー飲料として摂取しています。選手の反応も非常によく、「疲労回復」や「睡眠の質向上」等、効果を実感しています。
多くのトップアスリートが納得の実感力に、全国の大学・高校でも採用
最前線で戦うトップアスリートはもちろん、興国高校サッカー部や亜細亜大学女子陸上部、専修大学卓球部女子などの若いアスリートたちも「オレは摂取す」を活用しています。
アスリートは起きてから寝るまで、様々なサプリメントを使って体の調子を整えたり、トレーニングの効果を高めたりしています。それほど、体に気を使っているのです。皆さんの中にも、今、アミノ酸を活用している選手もいるかもしれません。しかし、短期的(数回飲んだだけ)な摂取では、アミノ酸のサポート力を最大限実感することはほとんどないといえます。
もし皆さんが大きな試合など目標とする大会に向けて練習しているのであれば、大会間近になってからではなく、定期的にアミノ酸を摂取することでそのサポート力を最大限に発揮することができるでしょう。
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