クリスマスケーキを食べるのは日本だけ? 世界のデザート事情。
早いもので12月もあと残りわずか。
もうすぐクリスマスですね。
クリスマスのデザートといえば、日本ではクリスマスケーキですよね。
でも、この習慣があるのは実は日本だけだと知っていますか?
世界中のクリスマスデザートを覗いてみると、驚くほど多様なんですよ。
たとえば、イギリスでは真っ黒な「プディング」。
イタリアではフワフワした「パネットーネ」。
一方、アメリカではケーキよりクッキーが主役。
どうして国ごとにこんなに違うのでしょう?
その理由を知ると、きっとクリスマスがもっと楽しくなりますよ。
この記事では、日本のクリスマスケーキ文化の誕生秘話を紹介します。
さらに、世界各国のユニークなクリスマスデザートも取り上げます。
「どうして日本だけケーキなのか?」の答えが分かるだけでなく、
他国のデザートを楽しむ方法も提案します。
今年は、いつもと違うクリスマスデザートに挑戦してみませんか?
読んだ後には、新しい発見が待っていますよ!
デザートの違いには、それぞれの国の歴史と文化が詰まっています。
この記事を読んで、今年のクリスマスはもっと特別なものにしてみませんか?
日本では「クリスマスにはケーキを食べる」という習慣が当たり前ですよね。
実は、これは昭和20年代から始まった文化なんです。
戦後、日本は「豊かさ」の象徴として洋菓子を広めようとしました。
特にショートケーキは、白い生クリームと赤いイチゴで「平和」を象徴しました。
1950年代、ある洋菓子店が「クリスマスにはケーキを!」と宣伝したのが広まりのきっかけです。
その後、ケーキは家族団らんの象徴になり、今や12月の定番行事に。
「クリスマスケーキ予約開始!」と耳にすると、年末が近づくのを感じますよね。
しかし、これが日本独自の文化と聞くと、少し不思議に思いませんか?
ここからは、世界各国のクリスマスデザート事情を詳しく見ていきましょう。
日本と違い、海外ではケーキ以外のデザートが主役です。
いくつかの国の例を具体的にご紹介します。
イギリス:「クリスマスプディング」
イギリスのクリスマスには、プディングが欠かせません。中世から続く伝統で、家族全員で生地を混ぜて作り、豊作や繁栄を祈る象徴的なデザートなのです。
黒っぽい見た目で、ドライフルーツやナッツがぎっしり詰まっています。
生地を混ぜるときに願い事をする、という楽しい習慣もあります。
焼きあがったプディングは、数週間~数ヶ月寝かせて味を深めます。
そのため、「今年のクリスマスの準備は夏から始まる」なんて冗談もあるほどです。
イタリア:「パネットーネ」
イタリアでは、パネットーネという発酵菓子が定番です。ミラノ発祥のクリスマスの象徴的なお菓子で、祝祭と家族の団らんを表す象徴。
ふわふわの生地にドライフルーツがたっぷり混ぜ込まれています。
コーヒーやホットチョコレートと一緒に食べるのが一般的です。
パネットーネは贈り物としても人気で、豪華な箱に入れられて販売されます。
ドイツ:「シュトレン」
ドイツのクリスマスはシュトレンが主役。
形状が「イエス・キリストが誕生した際に包まれていた産着(おくるみ)」を象徴すると言われています。
クリスマス前の準備期間「アドベント」に食べる風習があります。
バターや砂糖でコーティングされたフルーツパンです。
特徴は、「少しずつ切り分けてクリスマスまで味わう」こと。
家族で「今日はここまで!」と決めて楽しむみたいですよ。
アメリカ:「クリスマスクッキー」
アメリカでは、クリスマスにカラフルなクッキーを焼きます。子供たちがサンタクロースを迎えるために作る伝統で、家族の絆と楽しさを重視。
家族や友人と一緒に、星やツリーの形を作るのが楽しいポイントです。
サンタクロースへのお礼として、ミルクと一緒に置いておくのもおなじみになっているようです。
フランス:「ブッシュ・ド・ノエル」
チョコレートクリームを塗ったロールケーキ。
薪を模した形が特徴です。
クリスマスの時期に暖炉に大きな薪(ユールログ)をくべて燃やし、家族の健康や幸福を願う習慣がありました。この習慣が『ブッシュ・ド・ノエル』という薪を模したケーキの由来になったと言われています。
家族の団らんや温かさを表すものとされています。現在では多彩なフレーバーやデザインで楽しまれ、クリスマスの特別なデザートとして愛されているようです。
せっかくなら、今年のクリスマスに他国のデザートを取り入れてみませんか?いくつかの簡単な方法をご提案します。
1. 輸入食品店や通販を活用する
最近では、輸入食品店やオンラインショップで手軽に購入できます。
例えば、パネットーネやシュトレンは大型スーパーでも見かけますよね。KALDIでも売っています。
お家で気軽に「世界のクリスマス気分」を味わえます。
2. 手作りに挑戦してみる
時間がある方は、ぜひ手作りに挑戦してみてください。
たとえば、クッキーなら材料も簡単で失敗しにくいです。シュトレンも材料を揃えれば家庭でも作れます。
3. カフェや専門店で味わう
近年は、海外のクリスマスデザートを提供しているカフェやレストランも増えています。
たとえば、まだ日本には少ないですが「クリスマスプディング専門店」なども話題です。
日本のクリスマスケーキ文化は、世界から見るととてもユニークです。ですが、他国のデザートにはそれぞれの魅力と物語があります。
今年のクリスマスは、少しだけ冒険してみませんか?
いつものショートケーキも素敵ですが、シュトレンやパネットーネを追加してみる。
それだけで、クリスマスのテーブルがさらに華やかになります。
デザートを通じて、世界の文化に触れることができますよ。
そして、新しい発見があなたのクリスマスをもっと特別にするでしょう。
「いつもと違うクリスマス」を味わいたいなら、この記事をぜひ参考にしてみてくださいね✨🎄✨
最後まで読んでいただき、ありがとうございました☆