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おぽののファイアーエムブレム感想まとめ

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語りたいゲームシリーズの一つ、珠玉のSRPGシリーズ『ファイアーエムブレム』の各タイトルについて遊んだ自身の感想とかキャラ語りとか。
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ゲーム感想|【FE エンゲージ・前編】派手なのに緻密、これぞ最新鋭のSRPG

感談(かた)れ!新作のエムブレム! (ネタバレあり) SRPGの代名詞ファイアーエムブレムのシリーズ最新作『ファイアーエムブレム エンゲージ』。発売から2周遊び、これを初投稿で選ぶほど語りたい気持ちが溢れたので良いトコ悪いトコ、思うままに書きなぐります。 後半はこちら: 1|ゲーム性 攻略が楽しい~。遊んだ人皆が口をそろえて言うほどSRPGの醍醐味である『戦略』の幅が広い!そう感じる理由は「ユニット毎の役割のメリハリ」「ど派手なエンゲージ技」の要素が大きいと考えます。

ゲーム感想|【FE エンゲージ・後半】「作者の気持ち」が強すぎる

愚痴(はきだ)せ、新作のエムブレム (ネタバレあり) SRPGとしての一つの完成形と言ってもいい『ファイアーエムブレム エンゲージ』。やはり、と言いますかどうしても合わない部分はあります。作者の気持ち、なんとなく感じてしまうから辛いものです。 今回はエンゲージの悪いトコ編です。 良いトコ編はこちら: 1|UI/UX 今作、遊んでいて若干の煩わしさを感じませんでしたか?その原因、目的の情報にたどり着くまで“一手”多いところにあると見ています。 例えば、各メニューやリスト

キャラ語り|【FE エンゲージ】編成&キャラ語り一周目

キャラ感想こそFEの華よ(ネタバレあり) 前回、前々回のゲーム感想は結構よくある内容で、多少の差はあれど、すでにどこかで見聞きしたものだったかもしれません。 今回は、個性が出る(と思う)チーム編成とキャラ語り。一周目ハードクラシックのメンバーをご紹介しつつキャラ雑感をあれやこれやと書き綴ります。(※クリア当時の画像がないため、装備もレベルも変わり、果てはヴェロニカまで映っちゃってます。) リュール + マルス 神竜ノ子→神竜ノ王: 13人目の主人公。主人公らしく攻速守と

ゲーム感想|【FE エンゲージ-邪竜の章】いろいろ詰め込めこまれたたらればワールド

心のゆとりがない世界に墜ちて (ネタバレあり) 配信一週間経ったので今回も良いトコ悪いトコキャラクターひっくるめて語っていきます。プレイ難易度は程よいハードです。 毎度お馴染みとなった、元の歴史と違う運命を辿った世界を舞台にしたコンテンツです。作風的にはifの『泡沫の記憶』が近いでしょうか。PV時点で、そのあまりにも本編と異なる有り様に興奮されていた方も多いかと思います。配信されるまで各所で妄想が捗っていましたね。やはり悲劇は人を昂ぶらせる。 妄想ひっくるめたキャラ語りは

キャラ語り|【FE エンゲージ-邪竜の章】腕輪の世界のキャラ語り

貴方がいて彼らがいない(ネタバレあり) 異界のエレオスに登場する味方ユニット達の使用感やその人となりについて、前回では語り尽くせなかった部分も含めてこちらで書いていきます。 全体を語った前回はこちら: エル 異界の主人公で、槍と竜石を使う邪竜ノ娘です。個人スキルは設定の通り、イル/ラファールを守ることに限定されたスキルで、終盤は実質個人スキル無しになります。 トライゾンの性能が高く、主人公らしく穴のないステータスですが、竜石含めも間接攻撃手段がないところがネック。最初

雑感|【FE 蒼炎の軌跡】4/20を迎えたから思い出語ろう

蒼炎の残り火 (ネタバレあり) 「4月20日」という日付はFEシリーズだと『暗黒竜と光の剣(1990)』『蒼炎の軌跡(2005)』『Echoes(2017)』がそれぞれ発売された日。せっかくなので今回はいつもと異なり、おぽのの初FE『蒼炎の軌跡』について語れれば思います。 (当日に書けばよかったのにとか、20周年のキリが良いときが良かったのではとか…余計なことからは目をそらしたい) 原作のスクショがないので文字だけでどこまで書けるか。ちょっぴりエンゲージにも触れるつもりなの

ゲーム感想|【FE 風花雪月】語りつくせない物語のSRPG

王道邪道は自分次第 (ネタバレあり) 歴代のFEシリーズの中でも特に推しタイトルにする人が多い『ファイアーエムブレム 風花雪月』。新作の『エンゲージ』が発売された今更ながら、改めて良いトコ悪いトコ、語れればと思います。 ※今回は長くなったので、話題の句切れに「○ ○ ○」を入れてみました。 苦し紛れに描いた悪いトコ編はこちら: 1|ゲーム性 先に書いておくと、このタイトルは全ての要素がキャラクターへの愛着につながるようにできていると言っても過言ではありません。 まず

ゲーム感想|【FE 風花雪月】自由のジレンマ

正直なところ数えられるぐらい (ネタバレあり) 欠点についてはおぽのが触れるまでもなくすでに多くの人々に語られて、ほぼほぼ語り尽くされているといってもいいかと思います。エンゲージを遊んだ今、それを踏まえた上での新しい感想が浮かぶかと思い、風花雪月の悪いトコ編に入りたいと思います。 2023年5月時点最長のゲーム感想文はこちら: 1|ゲーム性 まずは良くもあり悪くもあるところから。育成面は従来シリーズのクラスチェンジやランダム成長、スキル着脱と言ったものを下地に、色々試し

ゲーム感想|【FE無双 風花雪月】①フォドラでもシネマティック一騎当千!

偶然が紡ぐ運命の物語 (ネタバレあり) FEシリーズ✕無双シリーズのコラボスピンオフ。無双でお馴染みのお手軽一騎当千アクションとシミュレーションがうまく風花雪月に噛み合った、『FE無双』に遜色のない作品です。 コエテクと一緒に作ってる時点でこれが出るのを本当に楽しみにしてましたよ…。 1|世界観 - “神”の不在 タイトルの通り、“風花雪月の無双”です。フォドラの架空戦記『風花雪月』の各章をベースに「もしも、三級長が先生と出会わなかったら」という視点で新たな物語が紡がれ

ゲーム感想|【FE無双 風花雪月】②二つのバランスを保つには

両雄、並び立たせる (ネタバレあり) 無双アクション✕シミュレーションが色濃く現れた『FE無双 風花雪月』。前回ではそのスピンオフたる世界観の話や追加キャラクターたちに対して言及しました。せっかくのコラボ無双ですからそのゲーム性について今回は良いトコ悪いトコ書いていきます。 前回はこちら: 1|ゲーム性-タクティカルアクションの両輪 無双シリーズを遊んだことがある方はイメージできるかと思いますが、コラボでも一番の特徴になるのは簡単操作で群がる敵を一掃する、俗に言う「無双

雑感|【FE 暁の女神】2/22を過ぎちゃったから思い出を語ろう

暁に目覚めて (ネタバレあり) かつて知る人ぞ知ると言わしめたファイアーエムブレムシリーズの第10作目。本作は2007年2月22日に発売されていたらしいので、『暁の女神』の思い出を語れたらと思い筆を執りました。(ちょっと遅れて) 同シリーズ9作目『蒼炎の軌跡』の続編にあたり、基本的な登場人物は変わらないまま、新たなキャラクターも引っ提げて、3年後のテリウス大陸を舞台に新たな争乱が巻き起こります。 ※過去の記憶を引っ張ってきているので、例によって画像はありません… 1|多

雑感|【FE 覚醒】特に記念日ではないけれど思い出を語ろう

覚醒、新たなる歴史 (ネタバレあり) ファイアーエムブレムシリーズの13作目。3DSで発売された『ファイアーエムブレム覚醒』は、ある意味でシリーズにおける一つの転換点であり、おぽのにとっても思い出深い作品です。 中身を語る前に『覚醒』についてざっくりいうと 「歴代FEタイトルの『面白かった要素』を全部足し算したタイトル」 ですね。おぽの自身、開発者のインタビュー記事を読みだしたのもこのころで、その記事の中でスタッフたちが「超集大成」と太鼓判を押していた記憶があります。 ※