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介護は大変だな、と思った件

どうやら学校で流行っているらしく、今週は子どもがマイコプラズマ感染でダウンしています。
そのため、割と家で(できる限りは)仕事をしたりとフレキシブルにしていますが、そもそも割とエネルギーがあって外で仕事したい、というような時期にこれはストレスを感じます。が、ふつうのものが食べられない状態(だった)なので、仕方ない面もあります。
世の中の、もっと小さい子どもをしかも複数名抱えている親御さんは大変だな~などと思いますが、さらに大変そうなのは介護です。

というのも、よく言われているように介護には「終わりがない」(というか、有り体に言えば介護の終わりはその方の「死」なのですが(または施設に入れる、等)、憚られますし、楽しみにできるということではないでしょう)ということです。子どもであれば、成長していくので(大人や高齢者が「成長していない」というのも間違ってはいるのですが)、運動会、学芸会、文化祭などのイベント事があったり、できるようになること、進級進学することなど、楽しみにできることがたくさんあり、親はそうしたものから達成感や充実感を得ているのだと思います。ですが、介護については、自分で作らない限りそうした「節目」は訪れにくいですし、またどちらかというと能力は衰えていってしまう(できなくなっていく)というのがあります。
子どもに対しては親の方が身体が大きく力もありますが、介護では同等かそれ以上の体格の人の身体を扱う、ということもあるかと思います。いわゆる老老介護といった状況だと、自分も体力や体格が衰えてきているのにさらに人の世話をしなければならず、しんどいことこの上ないのではないでしょうか。
また、あまり注目されていないかと思うのですが、介護の関係にも関係性があります。自分の親だと、相手が衰えてきているとは言え以前からのわだかまりがあったり、またパートナーの親だと、なぜ自分が自分の時間を削ったり潰されたりしながら、介護をしなければならないのか、といった気持ちもあるでしょう。こうした正直な気持ちを「あってはならない」と抑圧したりすると、なおさら心身にはダメージが来ます。人は、感情が解放されているときの方が心身とも自由に、健康でいられるからです。

そのような介護ではありますが、子育ての場合同様、心理的な支援を得ることはできます。「話しても何も状況は変わらない」と思いがちですが、自分だけでは気づかない方法に気づいたり、話を聞いてもらっただけでも気持ちが少し楽になったり、ということがあります。これまで以上に、介護というエリアももっとカウンセリングが使われていいものではないかと思っています。
もともと、カウンセリングや心理療法といったことは耐えがたい状況を耐える、というためにも適しています。耐えがたい状況や不満な状況をつづけるのではなく、そこから脱却したり改善したりはしたい訳ですが、すぐにはどうにもならない場合、やはりしばらく耐えるためには人に応援してもらうことで少しは過ごしやすくなるかと思います。

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