批判はいつから「悪口」になったか?
2017年、今井絵理子参議院議員が都議選に向けて「批判なき政治」というスローガンを掲げた際、批判という言葉の中から「思想や見解、構想、システムに対する改善案」という建設的な側面が消えつつある事実が衆目のもとに晒されることになった。
当時、この言葉が本当に意図していたところに対する推測としては「ほとんどネガティブキャンペーンや人格攻撃と同一化している政治活動をもっと生産的なものにしたいというものではないか」という見解が持ち出されたが、恐らくそれは正しいだろうし、またこれに対応