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【映画は観たけれど】わたしの映画エッセイ

感想や考察を書くだけではない、映画を通したコラムっぽいことがやりたくて作ったフリーペーパーです。

全8ページで、とりあげたのは、「花束みたいな恋をした」「すばらしき世界」「ソウルフルワールド」「エターナル・サンシャイン」「バックトゥ・ザ・フューチャー」「デッドオアアライブ犯罪者」の6本。新旧、邦画洋画のバランスいれつつ。ちょうど映画スクールに通い始めるころ合いだったような? 今見返すとまた違う感想が浮かび上がるのかもしれない。

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昨年2021年5月16日の文学フリマで、当日は30部~印刷してホチキス止めしました。あっという間に全配布。表紙デザイン&イラストはせきやみきさんです。とってもかわいい!

読み返すと素直にかけているな……と日記としても有能なので、このテイストで続けていきたい。せっかくなので面白い映画を探すきっかけになれたら嬉しいです。

※以下の文章は本冊子をつくるきっけにもなったできごとです。

仕事で出会った知人女性の息子さん5歳らと、とある別荘へお泊り会をしていた。ネトフリやアマプラ、YouTubeがみれる環境が整うなか大人の会話に飽きた彼は、母親にせがんでみたい映像を探していた。クレヨンしんちゃん、ドラえもん、アンパンマンまで選び放題だ。
レンタルビデオ店に通った自身を重ねることはできない。DVD、ブルーレイへと移行し、リモコンひとつでどんな映画も見放題だ。新作も旧作も名作も駄作も、みな同じスクエア画像に収まっている。
あ然としたのは、再生ボタンを押してからは冒頭5分ともたず、いつまでもザッピングを繰り返していた光景だ。映画
『ヒックとドラゴン』どうだ、と見せてみたが、1分後には
「戻るボタン」が押される。彼が最後にヒカキンを見始めたときに、脱力するのを感じた。子どものすることを、真剣にとらえる必要はない。ただこれだけは言える。
本当に面白い作品かどうかは、最後まで観た者しかわからない。そして最後までみたからといって人生はさほど変わらない。
本冊子はそんな葛藤の中生まれた。お試し版として映画を楽しむきっかけになればうれしい。

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Hikari Onodera| 小野寺ひかり
ここまでお読みいただきありがとうございました。サポートいただいた分は、映画の制作費や本を買うお金に充てたいと思います。