見出し画像

気の極々小さい親戚のオヤジ part2

気は小さいが矢鱈気の強い親戚のオヤジから、ある日メールが来た。なんだか訳の分からない事が書いてあった。確か3項目に亘るかなり長い文章であった。

親戚付き合いについて、あーしろ、こーしろと言う事が書いてあった。真剣に読む気も無いが、まるで何か自分に従わせようと必死のようだった。

中身は可なり勘違いが激しく、気が極々小さいが矢鱈気の強さが相変わらず出ている50代のオヤジらしい文面だったのが笑える。

そう言えば以前にも『戦争はなぜ無くならないか?』って訊いてきた事があった。

突然、何の脈略も無い事を訊いてきた。そのオヤジの説によると、人間は支配しょうとする動物である。誰かを自分の思い通りにしたいんだ、だから戦争は無くならないって言う説である。

そうそう正にそれがこの50代のオヤジの正体そのもので、自分ではそれに全く気がついていない憐れな涙さえ出てくる可哀想な親戚のオヤジだった。

結局は承認要求である事に過ぎない。それさえも気がついて無いようだ。


***

私は支配したいとは思わない。共に一緒に歩いて行くそれが私である。人の痛みが分かれば支配など無意味だ。同じ歩調で一緒に歩いて行く事がいかに大事か、いかに大切かそれしかない。 私は私である。その事をしっかり持っていれば、承認要求も支配も無意味な事である。



つづく



…………………………………………🍃










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?