「体調不良・食材で改善」のぼせやほてり
ここ数年、温暖化が原因なのか気温の変化が激しいです。
寒暖差が激しくなるとのぼせたり体がほてったり!そんな方のために
症状を改善できる食材をご紹介します。
最初に中医学での考えを書きますが、なんだか訳わからない言葉が
出てきますが、なんとなくサラッとで良いので読んでみてください。
中医学でののぼせやほてりの考え!
「のぼせ・ほてり」の主な原因は、気や血が上昇して停滞してしまうこと。
中医学では、瘀血や冷え、ストレスなどで気血の流れが悪くなって体内に
停滞して滞った場所に気血が集中し熱が生じ、熱や気そして血が上昇して
上半身に気血が集中。
その結果、 「のぼせ・ほてり」が起こると考えます。
「のぼせ・ほてり」は血に関係しているので、生理・妊娠・出産など
血の機能にかかわっていることが多い女性になりがちです。
ここでは私がおススメする「あさり」「セロリ」「たけのこ」 。
この3つ食材をご紹介します。
1:「あさり」の栄養と食べ合わせ料理
中医学二つの指針
五味:甘味
五世:寒性
体の過剰な熱を冷まして潤わせる作用があります。
①特徴的な栄養成分
・鉄=全身に必要な酸素を運ぶ。
・ビタミン12=傷ついた神経細胞を正常に修復する。
その他の効果として、女性に多い貧血の予防やイライラ解消にも
効果的です。
②調理ポイント!
調理前に塩水につけて砂をはかせる「砂抜き」をしてください。
味噌汁、バター炒め、パスタなどいろいろな調理法がありますが、
オススメは、貝類に多く含まれる栄養素ビタミンB群は水溶性
なので汁物です。
③食べ合わせ
1)あさり×みそ=「あさり汁」「あさりの味噌煮」
味噌も余分な水分を排出するのでむくみに効果的。
更に肝機能を高め疲労回復効果も期待できます。
2)あさり×ニンニク=「あさりのガーリック炒め」
ニンニクは体を温める温性なので、寒性のあさりには
おすすめの組み合わせ。
更にニンニクのスコルジンで強精、強壮も期待できます。
2:「セロリ」の栄養と食べ合わせ料理
中医学二つの指針
五味:甘味
五世:涼性
体の熱を冷ます清熱作用があり、特に肝の熱を冷ます作用があります。
①特徴的な栄養成分
・カリウム=体内の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して
血圧を調整。
・ビタミンA=粘膜と肌を細菌から守り、目の働きを正常に保つ。
その他の効果として、セロリの香りでストレスによる不安や緊張を
和らげたり、不眠解消にもいいです
②調理ポイント!
香り高く、独特のうまみがあるので生でも加熱してもいい食材。
サラダ、スープ、パスタ、サンドイッチなど幅広いく使えます。
③食べ合わせ
1)セロリ×とうがらし=「セロリのアチャラ」
熱を冷ますセロリと気のめぐりをよくするとうがらし、
すごく効果的な組み合わせ。
2)セロリ×いか=「セロリといかの炒め物」
いかは血を養うので熱をさますセロリといい相乗効果
を発揮します。
3:「たけのこ」の栄養と食べ合わせ料理
中医学二つの指針
五味:苦味
五世:寒性
体の水はけをよくする力があり、尿の出よよくします。
①特徴的な栄養成分
・食物繊維=腸の健康を保ち余分な脂質や糖質を吸収を抑える。
・ビタミンB2=脂質をエネルギーにかえ体の成長を助ける。
その他の効果として、胃の働きを活発ににして消化を促進したり、
老廃物や毒素を取り除くデドックス効果も高いです。
②調理ポイント!
刺身で食べるのが一番のオススメ。
とりたい栄養成分よって調理法を変えるといいです。
たけのこの皮は殺菌・防腐効果があるのでおにぎりなどを
包むのに最適です。
③食べ合わせ
1)たけのこ×木の芽=「たけのこ木の芽味噌あえ」
温性の木の芽と味噌により温め効果がアップして
寒性のたけのことバランス良く体内の熱を冷やします。
2)たけのこ×豚肉=「たけのこと豚肉のオイスター炒め」
豚肉は気と潤いを補い、体にこもった熱のダメージ
から守る効果があり、たけのことの相性がいいです。
4:ONIGIRIの色とまとめ
私がおススメする3つの食材「あさり」「セロリ」「たけのこ」でした。
この他に「あおさ」「もずく」「はまぐり」「まいたけ」なども
効果的な食材ですので是非食べてみてください。
そして、色のお話し。
セロリの色はグリーン。
グリーンは人の心を癒してくれる色なので
精神的に疲れていつ時にオススメです。
更にセロリの香りはリラックス効果があるので、
色と香りで倍増効果。
薬膳やいろいろな食の話の記事が連載されている
ONIGIRIブログ「あなたへのおいしい食手紙」も是非ご覧ください。
毎日の食卓が笑顔になりますように!
最後までお読みくださりありがとうございます。