我が家の緊急事態宣言『今日は保育園に行かないよ』
5歳になったばかりの四男。
3人の優しい兄たちの愛情に包まれて
穏やかに成長しています。
関西弁ばりばりの世界に生まれながら、
なぜか標準語を話す不思議な四男です。
いつもニコニコ幸せそうな彼が、
今朝は、なんだか憂鬱な表情…
そして
『ママ、今日はボク保育園行かないよ』
と突然の宣言。
我が家にとっては、これも
緊急事態宣言です。
え!なんでや!もう食べて出なあかんのに?!
と、はやる心を抑えて。
『そうか。保育園には行かないのかぁ。
なんでやろう?』
と尋ねました。
子どもたちの発言は様々です。
面白い発言や、
どうしたん?!なんで?!っていう発言は
よくよくあります。
(それが子育ての面白さ!)
ゆっくり考えた後、
『今日ね、お当番なの。ボク、お当番は
イヤなの。』
(注:関西人です)
『そっかぁ。今日、お当番やねんね。
年長さんやもんなぁ。お当番始まったもんなあ。お当番のお仕事は何があるの?』
『朝ね、前に出てあいさつしたり、
歌を歌ったり、アクリル板を並べたり(今時!)
年少さんのお昼寝のとんとんするの。』
『そっかぁ。いっぱい仕事あるねぇ。
すごいね。さすが年長さんやねぇ。
そのたくさんあるお仕事の中の何がイヤかなぁ。』
『前に出てあいさつするのがイヤなの。
先生がマイクでお名前聞いてくるの。
恥ずかしい。イヤだ…』
『あぁ、そうか。みんなの前で
お名前聞かれて答えるんかぁ。
それは恥ずかしいなぁ。』
そんなやりとりを今朝しました。
もちろん出来ていない時もありますが
(白目で反省)、
なるべく子どもたちの話には
◯子どもが言ったことを繰り返す
◯否定しない
◯意見を言わない
◯具体的に質問する
を心がけています。
今朝は、このやりとりで
四男がお当番の何が嫌だと感じているか?が
よく分かりました。
でもその恥ずかしいという気持ちも
あって良い。
(人前で話すことを仕事にしている私からすると、
本音は
『え!なんで!そんなん名前言うたらええやん!』ですが、
そうは絶対言わない。言わないのだ。)
恥ずかしい人もいるし
恥ずかしくない人もいるよね、
ということを4人の息子たちを育てることから
学ばせていただいています。
恐ろしいほどの多様性の嵐。
それが毎日です(楽しい)。
なので、どうしたら四男が
自分の思いを受け入れてもらえたと感じるか。
イヤな気持ち、不安な気持ちがありながらも
前に進めるか?を考えました。
しばらく抱きしめた後、
『あなたがお当番イヤだっていうことを
先生に一緒に話そうか😊』
と提案すると、
四男は、コクっ…と頷きました。
『自分の気持ちは言っていいんやよ。
イヤなことはイヤって言っていい。
ただ、言わずに黙ってても誰にも
伝わらないから、言ってみよう。
ママと一緒にね👍✨』
保育園に到着し、信頼できる先生に
事情を伝えました。
四男も小さな声で『イヤだよ…』を
言いました。
先生もニコニコ受け止めてくれ、
『いいんやよ〜!恥ずかしくなくなって
やりたくなったらまた教えてな〜😊』
と声をかけてくださいました。
四男は気持ちを切り替えて
私にいつも通りバイバイと手を振ってくれました😊
こんな風に
自分の気持ちを受け止めてもらえる経験が
どれほど大事やろうと日々思います。
4人の息子のそれぞれの意見や考え方、
学校であった面白かったこと、
疑問に思うこと、今興味あることを
聞いて聞いて、受け止めること。
たくさんたくさん受け止めてもらえた子どもは、
自分と違う考え方や価値観も
認めていけるようになると思います。
多様性の時代。
周りの人を受け入れられる力は、
息子たちにとって大切な力。
今日も長男に
『リアクションが大きいねん』と
つっこまれながら、
息子たちのかわいいトークを
聞かせていただきたいと思います。