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topic 01 著作権ノート、覚え書き、木村荘十、広津和郎

著作権の保護期間満了済みの作家とその文章(パブリックドメイン)について筆者は関心を持っているが、
筆者としては、下掲のサイトの説明が参考になる。



著作権についての法律が2010年代の後半にTPPの関連で変更があったらしい。
(おそらく2017年か2018年。)

それまでは50年で著作権が保護期間満了する、と言うルールだった。
変更後は70年で保護期間満了することになる。

法律の変更が決定される境目になった年の前後に没後50年を迎えた作家は、亡くなった時期のタイミングの違い(1年程度)によって、著作権の保護期間満了時期が大きく変わる。

1967年に亡くなった人は、2018年前後に著作権の保護期間が満了する。
(没年の翌年から計算して50年で著作権の保護期間が満了。)

1968年に亡くなった人は、おそらく2039年前後に著作権が切れる。
(没年の翌年から計算して70年で著作権の保護期間が満了。)

ケース1
木村荘十 1967年没→ 著作権は保護されなくなっている様子、青空文庫において「著作権存続の表示」は無し。
(木村荘十は、木村荘八の 異母弟らしい。)

ケース2
太田黒克彦 1967年没 → おそらく著作権の保護期間は満了済み。

ケース3
後藤末雄 1967年没 → おそらく著作権の保護期間は満了済み。

ケース4
広津和郎 1968年没 → 著作権の保護期間はいまだ存続している。「2039年ごろ」に保護期間が満了すると思われる。青空文庫にて、「著作権存続の表示」有り。


著作権の保護期間が50年で満了するルールのままならば、広津和郎は、2010年代の後半に( 2019年ごろに) 著作権が切れているはずであったが、

保護期間が 70年に変更されて、2024年の時点でまだ著作権が存続している状態のようである。

木村荘十 → パブリックドメイン化している。著作権の保護期間満了済み
広津和郎 → 2039年ごろまで 著作権存続。2024年時点でパブリックドメイン化していない。パブリックドメイン化するまでに、まだ10年以上の期間がある。

この二者の間に大きな境目がある。

以下、参考にした、木村荘十と広津和郎の作品の青空文庫のページ。


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