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去年、ぼくは糖質制限ダイエットに失敗した

そう、僕は昨年人知れずダイエットを実践し、そして見事にリバウンドした
黙っていれば誰にも知られないこと。だけど、それを公開しちまうのが素人物書きの悲しき性(サガ)
あと、こんなもんでもどこかの誰かの参考になることを、切に願ってやみません

三部構成
第一部は順調だった当時に書いたもの、実に一年前
読み返すと自信満々な様がとにかく恥ずかしい。しかしこれを残すことにこそ意味があると信じて書き直さないで公開します

第二部は挫折後、この中途半端なままじゃいけない、前に進むんだと勇気を振り絞って書いた挫折の経緯。尾内の転落する様だけ読めりゃいいやという方は、この二部をどうぞ

第三部は糖質制限ダイエットを試して思ったことのあれこれや今後の方針について(ほぼ負け惜しみ。あと考察類は100%素人考えなのでご理解のほどを)


第一部 ダイエットに成功してドヤ顔でnoteを公開するつもりだった頃のこと(原文ママ)

「中年太り」ってとても便利
加齢も運動不足も日頃の不摂生も、全部飲み込んでたった一言で説明できちゃう
高齢者はこうはいかない
高齢太りなんて言葉はないし新語として「爺(じじい)太り」というのを今思いついたけど、自称するにはあまりに情けないし人から言われたら確実に落ち込む自信がある
ということで本題、着痩せして見えるため誰かに(友人家族にも)太ったねと言われた経験未だ一度もないけど、ウエスト周りにはしっかりと贅肉がついている、わりと、かなり、たっぷりと

そしてこのウエスト周りの贅肉をどうにかしたいという思い、実はずっと頭にあった、実際幾度か取り組んでみて、その全てに於いて失敗している(そして不要な健康器具が増える…)
しかしふと気づいたこと「ダイエットするなら今が絶好のタイミング」だと

説明しましょう
僕は工場勤務の派遣労働者、
仕事は軽作業、ただし一日に一万歩以上歩く
これを週五日、まあまあな運動量ではないか

次に単身赴任生活、
僕は料理が大好き
ダイエットに重点を置いた料理が作りたい放題
そして僕がなにをどう食べようが注意する者(というか妻しかいませんが)は誰もいない

60代前半、理性も体力もまだ多少の欠片が残っている今がダイエットの最後のチャンスなのではないか
そういう「おかれた環境をチャンスととらえ積極的に取り込もう」という思い(つまり可能な限り楽をしたいという情熱)で取り組んだ、僕の糖質制限ダイエットのこれは報告です

数あるダイエット法の中から糖質制限法を選んだ理由=楽そうだから
肉マヨネーズ食べたい放題ってのがよい(マヨラーです)
そして最も重要なのことは「運動しなくても痩せる」というこの一点

で、糖質制限された日々の献立はこんな感じ

朝ごはん
ミックスナッツ入りオートミール30g
酒粕(30g入)入り具沢山味噌汁

休日バージョン
オートミールの薄焼きパン・ししゃもの揚げ焼き・ブロッコリー・具沢山豆乳スープ

糖質制限したお昼ごはん(お弁当)
麦飯80g
しらたき100g
たんぱく質20g
目玉焼き
野菜たっぷり

クロマグロのスパイスカレー・目玉焼き・しらたきご飯・小松菜と干し海老炒め・紫玉ねぎの塩麹漬け

糖質制限した夜ごはん
豆腐と野菜たっぷりスープ
ベビーチーズ1個

豆腐とキャベツ・小松菜の豆乳スープ
豆腐と茄子・きのこのキムチスープ

こんな感じでスタートした糖質制限ダイエット、開始3ヶ月の成果がこれです

約3ヶ月でおよそ3kgダウン!

※と、ここまでが当時の下書き

欲かいて5キロ減ったら記事をアップするつもりだったしこの時点でまさか挫折するなんて全く想像もしていなかった。というか3キロ減量で満足して完了にしておけばよかったのにと深く後悔している

第二部 リバウンドはあまりに呆気なく

しかしだったわけです

グラフの乱高下をご覧いただければお判りのとおり、糖質制限ダイエットはちょっとしたことですぐに体重が戻ってしまう、なんというか「がっかりする機会のとても多いダイエット法
いわゆるチートデイ(週に一度は我慢しないで好きなもの食べましょう、その方がダイエットを継続できますよって考え方)の翌日に体重計に乗るのが怖くなってしまう

それと、糖質…というより炭水化物全般が腹いっぱい食べられないことが予想以上に苦痛(僕はごはんうどん蕎麦パンが大好き)
肉とマヨネーズは食べたい放題なんだから楽勝でしょ、というスタート時の楽観視は、3ヶ月であっさり挫折
ナッツ類は食べていいんでしょ? とクルミをドカ食い(コストコの大容量生クルミを一ヶ月で食べ尽くす)、そして白米食べたいパン食べたいポテチ食べたいと少しづつ解禁していった、その結果がこれ

教科書に載せたいほど見事なリバウンド
後半、測定日が飛び飛びになっているのは現実を見たくなかったから

それにしてもショックだった。自分の堪え性の無さにほとほと嫌気が差した。禁煙も節酒もできたのに、まさかダイエットで挫折するとは全くの想定外。食欲はニコチン依存症に勝る? などなど、ネガティブな考えが溢れかえる毎日
まあ元の体重より増えなかったのは何よりだったんですけどね、こんな感じで空しさは底なし、故にこの記事書くのに一年を要したわけです

第三部 あやふやな糖質制限ダイエット、そしてじゃあどうやれば簡単に痩せるんだよ問題について

糖質制限ダイエットの売り文句の一つに「結果がすぐ出る」というのがある
最初のグラフ見てもらえれば一目瞭然、驚くことに翌日から結果が出ている
しかしよーく考えてみると、これってなんか変
だって脂肪だろうが筋肉だろうがたったの一日で減るってかなり危ないことなんじゃないか
なので糖質制限ダイエットのこの即効性は、実は「体内水分の減少」つまり緩やかな脱水症状ではないか? という批判がある

また脂質はどれだけ摂っても大丈夫と言うのも解せない。何故ならダイエットのプロ、減量に日々苦しむボクサーは徹底的に脂質を排除するから
ということは「脂質は問題なし」は実は「脂質は炭水化物と同時に摂る機会がほとんどで炭水化物を食べなければ脂質も自然と摂取量が減る」という事実を隠蔽するための詭弁なのでないか(脂質過多の代名詞といえばポテトチップス。糖質制限ではまずポテチは食べない)

ということつまり「糖質=炭水化物を減らす」は同時にカロリーも減じる、つまり「減らした要素は違えどやっていることはカロリー制限に過ぎない」とも考えられる

もちろん、糖質制限ダイエットで減量に成功した人はたくさん存在しますのでね、単なる負け惜しみ、敗者の遠吠えとしてご了承のほどを

さて、じゃあどうすれば運動とかしないで楽して痩せられるんだよ! と僕は心の底から叫んだ(むろん心の中で)
横着なのは重々承知、だけど運動なんかしたくない
再びあれこれ考えネットサーフィンしてたどり着いた答えは、やっぱりカロリー制限?
結局そこに行き着いちゃう「消費カロリーが摂取カロリー量を下回れば誰もが痩せる」という絶対的真理

これかあ、でもね、カロリー制限、何度もやったんだんですよ、それで痩せられりゃあ誰も苦労しませんよ

しかし、と諦めずに更に考えた。何かを減らす、何かだけを食べる、そう言う「制限」が挫折やリバウンドを起こさせるのなら、考え方(とらえ方)を変えなければ同じ失敗が何度でも繰り返されることたぶん必至
つまり制限という言葉は止めて別の言葉に置き換えてみるとか?

という感じで実はまだまだ実は続く、僕のダイエットの長い道程
次は最低半年くらいは様子みて、また報告します
to be continued

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