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【 読書感想 】『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』日本人の8割は奴隷になる未来【 ネタバレあり 】

ちかい未来、日本人の8割は奴隷になっている。

_人人人人人人人_
> なんだって <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

私が『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』を読んだ感想なので、はずれてもらいたい。いや、はずれろ、はずれてください。

AIの奴隷になるのか?NOである。だれの奴隷になるかというと、お金持ちや土地持ち、AIをうまく利用する人間たちに、日本人の8割は奴隷にされているだろう。

AIなんてこわかねぇぜと思っていたが、プリンの芯だけが折れたような絶望を感じたイラストを見た。そう、AIが書いたイラストである。絵心のない私からみれば、人が描いているのと何がちがうのだろうと感じた。

AIイラストをつかえば、黒髪でホワイトブラウスのむっちりとした肉感の女教師や負けん気の強いピッチリした忍者服を着衣したくのいちなどのイラストを描けるじゃんとエレクトした。こほん、話をもとにもどそう。

ワープロが発売された当時、ワープロで書いた小説には、「魂がこもっていない」との説があった。

「馬鹿な。万年筆からだけ出てくる『魂』なんて、ずいぶん軽薄な『魂』もあったもんだよ」

万年筆とワープロは100%同じだよ

小説とイラストはちがうものだが、みなさんどう考えますか?

イラストを描く仕事をAIにできるもんかよ、と思っていた。しかし、いま風のイラストであれば、AIに描けるのではと思うようになった。人間の発想、観察、デッサンなど二次元なのに三次元的な思考が必要なイラストを描くという作業をAIができるようになる。これは、本気で人間がホワイトカラー的な仕事から駆逐される未来がみえ、『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』を手にとり読んだ。

驚かすだけ、驚かしたところで、結論を言うと、AIが人間のすべての仕事を奪うことはない。なぜならば、AIは完成していないからだ。

_人人人人人人人_
> なんだって <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

ちまたで言われていうAIは、AIではなく、AIをつくる過程で研究している技術をマルッとまとめてAIと言っていると書かれている。AIができていないのだから、AIに人間の仕事が奪われないのである。AIをつくる過程の技術には奪われる可能性は、「押すな」と書かれているボタンを押してしまうほどに高い。

『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』には、20~30年は、AIに奪われない仕事一覧がのっているので確認してみるとよいだろう。

『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』の構成はおおきくわけて3つ。

  • AIの学習方法

  • 子どもの読解力の現状

  • AIに仕事を奪われないために必要な力

『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』の前半は、AIの学習方法について、つらつらと書かれている。まったく興味ないよ。東大に受かるロボの開発の苦労話が書かれており、ど~でもええやん。歴史問題や英語の翻訳などなど苦労話が書かれている。なんのために書かれているのだろうといぶかしがった。苦労自慢かなと思っていたが、さにあらず、AIの限界を教えてくれていたのだ。つまり、AIにたりないパワーを身につけれることによって我々人類はAIに仕事を奪われない、というわけだ。

AIにない力、powerとはなんぞや。それは読解力、reading comprehensionである。

読解力ぐらいあるわ、問題ない、と思われたあなた。『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』には、全国の子どもを対象にした読解力のテスト問題がのっている。文系の私は、理系の問題が理解できなかった。

文系の読解力の問題もたくさん掲載されている。答えと正解率も書かれている。文系の問題は、鼻唄まじりにハナクソをほじりながらパクッと全問正解した。学生たちの正解率をみて、暑い日に冷蔵庫にビールがはいっていない。それぐらいビックリした。

_人人人人人_
> まじで <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

_人人人人人_
> でじま <
 ̄Y^Y^Y^Y ̄

え?この問題のどこがわからないの、え?なになに?どこかにヒッカケ問題でもあったろうかと真剣に悩んだ。

AIに負けないために必要な読解力がなく問題を解けない。それがいまの学生の現状である。

日本の教育水準はさがっているときく。20年まえの私の偏差値は50だった。その偏差値50の人間が、全問正解できたのに、できてしまったのに、いまの学生は正解できないのである。

戦後からどんどん教育水準はさがっていると聞く。これは日本人を阿呆にし、日本を支配しようと企てている組織が暗躍していると私はにらんでいる。

_人人人人人人人_
> なんだって <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

漢詩や百人一首、俳句を教えればいいのに、「サラダがおいしいだ」なんだのクソポエムを授業で教えられて知能が下がらないわけがない。「サラダがおいしい」とか「チューハイ一本でプロポーズしてもいいの」だの、聞きたくねェヨ、知らないヨ。読みたい人間だけ、読んどけよ。授業で習うもんではないと私は思う。

読解力がなくなっている現状に、現場の教育者たちはヤバイと思っていると書かれいる。だがしかし、読解力UPに効果的な勉強法は確立されていない。読解力は鍛えられると書かれているが、これといった修行法は書かれていない。書かれていないが、これからAIに勝つには読解力を鍛えるしかない。Howを書きなさいよ、Howを。

『 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 』の最後には、最悪のシナリオが書かれている、AIに仕事を奪われるホワイトカラー。そしてやがてくるAI世界恐慌。ただし、パンドラの箱の底に希望がはいっていたように、小さい希望が書かれている。

これからのAI時代生き残る人材として、AIが見つけられない商売チャンスを逃さず起業する人材、読解力がある人材、AIにとってかわられない人材は、生き残る希望がある。う~ん、樹海のなかにマッチ1本で放りだされたような希望でしかない。

そして金持ちや土地持ち、起業した人間、読解力がある人材、AIにとってかわられない人間たちに、その他おおぜいの人間は奴隷にされる、と私は考えた。

金持ちはAIを活用し、さらに金を集め、読解力のない人間は、低賃金でひーひー奴隷のように働かせられる。あげくの果てに、読解力を鍛える機会すら奴隷は奪われる。そんな未来になるかもしれない。ディストピア小説も真っ青の超資本主義社会がやってくるように思う。

いまは、まだ読解力を鍛える機会がある。子どもに読解力を鍛えさせる時間がある。

AIに負けないには、読解力。読解力を鍛えるしかないのですゾ。


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