【心も体も癒される】池上線沿いで見つけたネパール料理の宝石箱
東京の池上線沿いには、多彩なネパール料理を楽しめる素敵なお店が点在している。今回は、池上にある「ヒマレヤ」と蒲田の「Suseli」という2軒のネパール料理店を訪れ、その特色と味わいを体験した。
ヒマレヤ（池上）
「ヒマレヤ」は、その名の通りネパールの山々を連想させる素朴さと深い味わいが魅力の店だ。この店の特徴は、薬膳系の料理にこだわりがある点である。特に印象的だったのは、豊富なハーブを使用したデトックス効果のあるお茶や、80種類ものミネラルを含むというダルバートセット。店内は10名ほどで満席になるほどのコンパクトさだが、フレンドリーなおばちゃんが常連客の名前を覚えてくれるアットホームな雰囲気が心地よい。
メニューには、新鮮なトマトやリンゴを使用したヘルシーな一品もあり、辛さや味付けの調整が自由にできるのも嬉しいポイントだ。揚げたてのチベットパンも絶品で、料理全体から健康志向が感じられる。
Suseli（蒲田）
一方、蒲田の「Suseli」は、外国人客が多く訪れるインターナショナルな雰囲気が特徴だ。商店街の4階という隠れ家的な立地にあり、ルーフトップビアガーデンを併設している。この店のダルバートは濃厚な味わいで、池上の「ヒマレヤ」とは全く異なるスタイル。同じネパール料理でも、これほどまでに違いが出るのかと驚かされる。
特に、マトンやチキン、アチャール、青菜炒めといった多彩な副菜がプレートに盛られ、ギー（精製バター）のコクが全体を引き立てている。料理を注文するとライスがおかわり自由というサービスもあり、ボリューム満点だ。
店の雰囲気は独特で、「龍が如く」のマップに登場しそうな蒲田らしさが溢れている。ビアガーデンでダルバートを楽しむというスタイルは少々意外だが、そのギャップがむしろ新鮮である。
ネパール料理の奥深さ
両店を巡った結果、ネパール料理の多様性と奥深さに感銘を受けた。薬膳志向の「ヒマレヤ」と濃厚系の「Suseli」では、同じダルバートという定食でありながら、全く異なる体験ができる。
また、これらの店を訪れることで、ネパール料理が単なる異国の味ではなく、日常の健康や食文化を深く支えるものであることを実感した。どちらの店も、訪れる人々に温かいもてなしと新たな発見を提供してくれる。
ぜひ次の週末には、池上線沿いのネパール料理店を巡り、その魅力を味わってみてはいかがだろうか？
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