ギブン 海へ 感想
こんにちは。
根が深いアニメ・漫画オタクのおかゆと申します。
現在30歳。
幼稚園の頃から特撮やアニメ、漫画をみてきてオタク歴は23年。
アニメは数えらえる範囲であれば120作以上(たぶんこれの1.5倍は見てる)
漫画は200作以上
人生の大半を「物語」と共に生きてきました。
今でこそ「知り合いが多い」「交友関係広い」と言われることがありますが
高校まではあまり友達が多くなく、ひっそりと存在感うすく生きているタイプでした。
連絡を取り合っている地元の友達は、たったの一人。
小学、中学は全くありません。高校で唯一。
大学からはちらほら、好きな人たちと繋がれている。
そんな孤独な10代中盤までを過ごしていた私の救いは、「物語」でした。
今回は、私を支えてくれたたくさんの物語の中でも、たくさんの感動をくれた作品。直近で観に行った映画「ギヴン 海へ」の感想を綴っていきます。
※ネタバレを含みますので、まだ観ていない方は、劇場にいかれてからのご閲覧をおすすめします。
それでは、つらつらと。
内省の世界へようこそ。私が感じたことが鏡となって、あなたの思い出の引き出しをあけるかもしれません。
笑顔に惹かれた
今回の映画で、特に何に惹かれたかというと…"表情"。
観客席の真冬に向けた上ノ山の笑顔。
呆然と、しかし没頭している真冬のはっとした表情。
最後の「冬のはなし」演奏シーンで、春樹さんが笑っているカットがうつる度に、私は涙腺がこみ上げました…
真冬と上ノ山がそれぞれに顔をみあって表情が変わるのも、愛おしかった。
お互いを想い合って、大事にしていることがとても伝わってくる。
たぶん、私が「海へ」のみを見ていたらここまでは響かなかったと思う。
今までのテレビシリーズ、劇場版2作をへての、今。
彼らが乗り越えてきた、バンドとしての関わり、未来のこと、恋愛、由紀の死。
そういう葛藤や苦難を乗り越えて、今、音楽に没頭している。
とんでもなく心が動いた。
(私は春樹さんに報われてほしいので、秋彦、ほんとよろしくお願いします)
作画がホンキ出している。
いやぁもう、このシーンは作画気合はいってるなぁ!!というのが伝わったのが、ライブシーン!!!!!!
上様がうたった!!!!!コーラスだああああ(崩壊)
私は原作で最終巻まで読んでいるので原作絵はみていたのですが
実際に映像化すると…
楽曲もあって、そして内田雄馬さんの美声もあって
とんでもなくエモいシーンになっていました。
柊…syhの「海へ」。
曲が始まった瞬間に鳥肌がたって、私も涙が溢れました。
歌詞かなぁ。
真冬が泣いていたからかもしれない。
由紀。
どこを探してもいなかったのに、そこに確かにいたんだね、と。
(話ぶっ飛ぶけれど、柊の声優さん、めちゃくちゃ歌上手いですよね。
びっくりしました…)
海へ
卒業式に、真冬と上ノ山の二人で、江の島の海へ。
由紀と一緒に歩いた、砂浜。
忘れないようにと時間をかけて寒い日に、一緒に砂を踏みその軌跡を残した。
今は、上ノ山と。
今、大好きな人と。
もしかしたら、真冬は由紀と一緒に海に来た日のことを、ぼんやりとしか覚えていないのかもしれない。
人は忘れていく。
忘れることで、新たな思い出もできる。
今も忘れてしまうかもしれない。
それでも、彼らは"音楽"という軌跡を残しながら、新たな記憶を編んでいくのだろう。
解くように音楽に昇華し、また新たに編み込んで思い出をつくっていく。
記憶に、音に。音楽って素敵だ。
音楽だけは、残ってほしいね。
電車の中、寒い日なのに、真冬が「ぽかぽか」と表現したのは
電車の暖房なのか
穴が開いた部分になにかが流れ込んだことによる温かさなのか
きっとその「ぽかぽか」に愛おしさが含まれていたんじゃないだろうか。
最後に、由紀とは「うん、やだ」と拒否したのに
上ノ山には自分から誘った。
これはきっと、真冬の愛の形なのだろうと思う。
愛する人とずっと一緒にいたい。
人を好きでいたい。
迷ったら、困難であっても、情熱が燃えることに進んでいきたい。
そういった勇気をもらう作品でした。
あー。
原作が完結してから時間が経つが
アニメが終わってしまったことの寂しさもある。
続編は今も、やっているのかな。
もう少し、キヅナツキさん。
この物語を紡がれること、楽しみにしていますね。
本当に、ありがとう。
まとまりないけれど、とんでもなく想いが溢れて、その一端を出してみました。ライブシーン、もう一回劇場でみたいな…。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございます。
また、どこかで。
あなたの「思い出」はどこにありますか?
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