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「現代俳句」2024年2月号を読む。

「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけています。
そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のためにご紹介したいと思います。



百景共吟

黒板に冬野と書けばたちまち風

神野 紗希


列島春秋

胸ポケットいつでも春が入ってる

古畑 和


第十五回 現代俳句の風

メレンゲのほどよき固さ白鳥来

遠藤 由紀子

蜜柑剝くもっとも暇な小指かな

石口 榮

初夢や宇宙エレベーターにのる

林 ひとみ

断捨離をせねばせねばと置炬燵

稲葉 喜子

冬の月みんな何かに生かされて

里見 美季

誰でもない人となりをりマスクして

海野 さちこ

サンタクロース美しき鼻見せ歩く

亀山 鯖男

ひと言に和む巫女より破魔矢受く

田中 美子

生きてこそ落つる力の寒樁

橋本 幹夫

寒の鯉そっとぶつかりあう遊び

山田 絵里

翌檜篇

夏つばめ甘納豆のような嘘

安倍 知菜美

秋麗や地球に沿つて空がある

東 砂都市

図書館俳句ポスト

象虫の翅閉じ損ね小春かな

鎌倉 八郎



感想

身近な物事を意外な視点で捉えた句に惹かれました。
そういう句が作れるようになれば、俳句をもっと楽しめるのようになるのではないかと思いました。

他人には真似できない作者特有の視点もあり、俳句という短い句形の中での独自性は改めてすごいと思いました。


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ゆめいるか書房
最後までお読みいただきありがとうございました。 もっと面白い記事を書けるように日々頑張ります。 次回もお楽しみに!