オックン

カレージャンキー、コーヒー中毒、タコス沼、チャイを飲む人、麻婆豆腐マニア、ビリヤニマン、チリコンカンが好き。 高黍を使いこなしたい。早い話が食いしん坊。

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カレージャンキー、コーヒー中毒、タコス沼、チャイを飲む人、麻婆豆腐マニア、ビリヤニマン、チリコンカンが好き。 高黍を使いこなしたい。早い話が食いしん坊。

最近の記事

ほっこりフライト日記

飛行機移動が好きだ。 雨の日でも、雲の上には太陽があることを思い出させてくれる。 窓際に座れれば、眼下にジオラマみたいな街や島が見えてワクワクする。 もし地震が起きたときには空に逃げたいよ。 飛行機の最後列を予約してみた。 ボーイング787 真ん中列の三席の端っこ。 当然ながら窓際ではない。 エコノミークラスの圧迫感を少しでも和らげたかったんだ。 搭乗して長い機内の一番後ろまで進み、席に着こうとしたら、シートベルトの上に小振りのタブレットが置いてあった。可愛らしいスト

    • 世界一セクシーな男

      ジャン-ポールベルモンド このフランス人をご存知だろうか 彼には呼び名が沢山ある。 ヌーベルバーグの旗手 すべての格好良いの原点 アクションスターの原点 そう、フランスの国民的大スターだ。 自分が最初に観た映画は 勝手にしやがれ(1960)だ。 これを書いている現在が2024年だから64年前に封切られたモノクロ映画だ。 そして続けて 気狂いピエロ(1965) 銀幕の中のベルモンドは 呆れるほどのダメ男だった 犯罪に手を染め、女に騙されコロコロ転がる like a

      • 珈琲空模様

        程よく晴れた日の朝、いつものようにコーヒーを淹れる。おもむろにベランダに出る。備え付けの木枠にカップをセットする。写真を撮る。カップの中のコーヒーに何かを映り込ませたくて。 入道雲が最もコーヒーに映えるが、木洩れ陽や太陽などでもいい。 そんな写真が撮りたいと思うようになったのは、とあるカフェで撮った一枚のスナップがきっかけだった。 偶然写り込んだ白い雲。我ながらナイスショット。 そこから、故意に何かを映り込ませるチャレンジをしている。 今年の桜が満開の頃、いい写真が撮れ

        • 僕と彼女のコーヒーブレイク (コーヒーSS)

          最近つくづく思うんだけど あなたって好き嫌い多いわよね 好き嫌いなんてないよって 出会った頃聞いたけどすっかり騙してくれたわよね いたずらっ子を嗜めるように彼女は僕を軽く睨む 彼女がこう言い出したら、最終的に僕が謝るまで彼女は喋り続ける。 僕がそうだよね、ごめんと謝ってしまえばすぐ終わるのだが 今日は、少しだけ彼女に立ち向かってみたい気分だった えっでもさ、嫌いなものは少ないじゃんか。 確かに好きじゃないものは多いけどさ。 アッ、また出た、お得意の『好きじゃない』、

          初めてのチェリー体験🍒

          きっかけはいつもSNS そもそも自分は思い立って突然行動するタイプ。 その日の昼下がり、何気なくinstagramのストーリーを流していたらラジオトークという音声配信で懇意にさせていただいているバリスタさんのつぶやきが。。。。 明日収穫します!!               13:00~16:00 おおっ! コーヒー豆を収穫するのか。木上で熟しているコーヒーチェリーを見る機会なんてなかなかないよね! 今が収穫時期なのか!! 茶色じゃないコーヒーを見てみたい!!! そし

          初めてのチェリー体験🍒

          焼きそばは焼け!!

          揚州商人というラーメンチェーンがあってよく利用する。 都心やイベント会場近くの店舗はいつ行っても混んでいる。 酸辣湯麺が有名なのだろうか、東京ラーメンとはちがう、いわゆる中国ラーメンを出す店でシンプルで美味いのよね。飲茶なども食べられる。 しかし自分がその店でよく頼むのはラーメンではない 上海焼きそばだ オイスターソースの焼きそばってこんなに旨いのかとびっくりした一品。 それがなんと、インスタント焼きそばとしてスーパーなどでも購入可能だ ある日自宅で、突然焼きそばが食

          焼きそばは焼け!!

          Curry Junkyな彼がメキシコも南インドもありつけなかった話

          彼はその日、京都で1日お休みをいただいていた。 前日大阪での仕事を終え、翌々日京都で打ち合わせやら仕事やらがあるまでの束の間の一日DAY OFF。 一日京都で過ごす、を食べ尽くすため、朝のうちに大阪から京都にやってきた 夜は南インド料理店で仕事仲間数人と会食する予定があった。 彼はその会食をとても楽しみにしていた。 仕事仲間の中でも南インド料理に詳しい二人が絶賛する店。タルカ2 たまたま出張先で夜、食べに行けるチャンスはなかなかやってこない。 ところが彼はついにその店

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          ちょっと酔い覚ましていきなよ [コーヒーSS]

          俺: 「社長、今月いっぱいで会社を辞めさせてください。東京に行って、新宿に住みたいんです。会いたい人がいて。仕事はどこかの同業他社に入れなかったら、フリーランスで働きます」 今まで育ててくれた社長への礼もそこそこに、とってつけたような理由で数年間勤めた田舎の会社の退職を決めてきた。 そしてその足で行きつけのBARに向かい、世話になったマスターに退職と上京を報告した。 マスターは大したコネもなく上京する俺のことを本気で心配してくれている。 そうこうしていると、仕事終わりのさく

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          うまくて健康的ーーにがくてあまい的ベジチャレンジ

          たかきびという穀物が好きだ 漢字では高黍と表記するイネ科の植物 ウィキペディアで調べると標準和名はモロコシだそうだ。 標準和名とは何ぞ?と思ったが一般に通じる名前ということらしい がしかし、その名前で流通しているのは見かけたことがないので高黍でいいよね 早い話が、擬似肉としてよく使われる 種様の形状なので挽肉の代わりとして使う。 「にがくてあまい」というタイトルの漫画がある。 小林ユミヲ作。2023年6月現在、東海テレビで深夜ドラマが放映中らしい 自分は東海テレビを見ら

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          風呂から上がって考えた 〜世界は二つで割り切れる?〜

          目のやり場に困る  って言い方するじゃない? 異性があられもない服装とか体勢をしているときに言う言葉 それって素直じゃないと思う 言い換え表現だ なんだろうな どこを見ていいかわからない、困っちゃうな、みたいな事なのだろうけど平たく言えばさ、本当に見たくなければ目を背ければいい訳で、見られないとか、見たくないとか言えばいいでしょ 目のやり場じゃなくて見たいという欲望の行き先に困ってるだけでしょ、要は、見たい下心をオブラートする言葉だよね そもそも見たいっていう気持ちをわ

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          珈琲のある生活

          コーヒーが好きだ。ほぼ毎日コーヒーをドリップする。 出張用にミルとドリッパーとドリップケトルが一つになったマグボトルを購入したから自宅じゃなくても、いつでも挽き立てのコーヒーが飲める。無敵だ。 でもそんな事は他人に自慢げに語ったり、誇る様なことではない。 当たり前だ。 でもある時ポロっと知人に喋っちゃったんだ。 会話の流れで。ついうっかり。しかしかなり詳しくね。 行きつけの珈琲店で豆を選んで、焙煎してもらって家に帰ってすぐに好きな器具使ってハンドドリップで入れるのが一番

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          彼と彼女のCurryな日常

          彼にカレーについて語り合える女友達ができた 彼女は彼の同業者で旧知の間柄なのだが彼女の食生活的嗜好は全く知らず、 その話題について語ったこともなかった もったいないことしたよねと、会うと二人で笑う 知ってたら、たくさん楽しい話できたのに。。。。 そう。彼と彼女の食嗜好の方向性は非常に似ていて、殊、スパイスカレーについてはほぼ同じ温度で語り合えた。 ナンじゃないよね、米だよ米! 彼は自他ともに認めるカレージャンキー 彼女は毎日テンパリングするスパイスマニアだった 彼につい

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          最後まで伝えたい気持ち

          自分は婚姻状態にある。20年くらい前から妻がいる 結婚して20年ともなるとお互いのことは会話せずとも 完全に理解はできないまでも把握している 変化に富んでいるとは言えない日常生活、ケンカもするけどうまくやっているはず お互い、日々渋みばかりを増量し続けている、 どこにでもいる中年夫婦だ 相変わらずの日常に変化をつけたかったわけではないが 少し前からやり始めた習慣がある それは、朝起きたら必ずハグすること、である 妻から私に向かってすることはない、必ず私からする とは言え、妻

          最後まで伝えたい気持ち

          好きな映画は大抵ハッピーエンディングを迎えないー「成れの果て」ー

          先月の初め頃、映画を見た。朝布団の中でtwitterを見て映画館に行こうと思った 夕方から仕事だから、昼の上映だ、見られる Twitterを見るまではその映画の存在すら知らなかった 「成れの果て」 見ようと思ったのはポスターの萩原みのりさんの美しさに惹かれたのが一番の理由 そして好きな映画館であること、が2つ目の理由 強烈な映画だった のっけから激しいパンチを喰らって、失意の果てに堕とされる 短めの話だし登場人物も少ない しかし誰も欠けてはいけないしストーリーは研ぎ澄ま

          好きな映画は大抵ハッピーエンディングを迎えないー「成れの果て」ー