マリトッツォを作る。　はぎトッツォ誕生物語2

マリトッツォとの出会い、
それは日本中でブレイクする前年、2020年の秋でした。

福岡のパン屋さんで出会ったマリトッツォに衝撃を受けた、あるスタッフ。
そして、SNSでも偶然見かけて「作りたい」の気持ちが抑えきれず試作したのが始まりです。

念押しですが、このとき作ったのはパンにクリームを挟んだ正統派です。

その福岡のパン屋さんが火付け役といわれ、
2021年日本で大ブレイクしたイタリア伝統のスイーツ、マリトッツォ。

パン専門店はもちろん、大手パンメーカーやコンビニなどもこぞって作り、さまざまな場所で買えるスイーツにまでなったのは記憶に新しいところです。

ですが、当時「マリトッツォ」とネット検索で出てくるのは、福岡のパン屋さんと原宿のある飲食店の2店舗くらいでした。

なんでもチャレンジする社風で、新しいこと、やってみたいことにはゴーサイン。
惣菜の商品開発で培われた好奇心と開発力を、今度はスイーツへ注ぎました。

2020年11月、『ダイキョー』の惣菜コーナーで手作りのマリトッツォ販売を始めました。
これはローカルスーパーとしてはかなり早い時期で、
果物をたっぷり使った自家製フルーツサンドと一緒に並べてみました。
新鮮な果物や材料の入手に利便性が高いスーパーという環境は、
スイーツ作りにもうってつけでした。

毎週販売日を決めてのスイーツの定期的な販売はこれが初挑戦です。

……ところが、なかなか売れません。
地域では馴染みがなかったからかも知れません。

フルーツの入れ方や飾り付け、パンの見直しなど毎回改良を重ね、
諦めずに毎週作り続けるうちに、手にとってくださるお客様が増え、次第に売れるようになりました。

2021年に入るとマリトッツォブームが到来。
6月から甘納豆にマスカルポーネ、
自家製のアメリカンチェリーソースのクリームやティラミス風などオリジナル商品を次々に開発。限定販売すると、すぐ完売するほどの人気商品になりました。

この頃にはクリームの扱い方のコツをつかみ、すっかり職人技です。

人生何が起こるかわかりません。
このときのマリトッツォ作りのノウハウが、別の形で生かされるとは。

さあ、はぎトッツォ誕生まであと少しです。（続く）

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『はぎトッツォ専門店　おこめのおめかし』
住所：福岡市南区柳瀬1丁目33-1　Europe（エウロペ）内
ダイキョー弥永店そば
電話：070-1307-6919
営業：午前10時30分〜午後5時
休み：なし
期間：2021年12月1日〜2022年5月中旬 期間限定 ※予定
＊期間変更しました

※はぎトッツォ®︎　商標登録済