りんご@双極主婦

1歳児育児中。30代前半の新米ママ。双極性障害Ⅱ型でバツイチ。夫は元料理人で現在は会社員。料理やお菓子&パン作り、読書、整理整頓やお金の勉強が趣味。Amazonアソシエイト参加中です。

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20代で2回結婚した話

なんなら苗字は今4つ目。 お母さんが再婚したからね! どうでもいいけど、出席番号がどんどん下がっていってます。 元夫と結婚したのは24歳の時。 16歳から一度も別れずに8年間付き合ってのゴールイン。高校時代のクラスメイトで、当時から「もう熟年夫婦みたいだよね。結婚式呼んでね」って色んな友達に言われるほど、「ぴったり」な私たちだった。 私が高校中退したり、元夫が浪人して遠距離恋愛になったり、元夫のお母さんが亡くなったり。色んなことを一緒に乗り越えてきた。元夫は進学先も私の近く

    • 好きだったものを思い出そう

      Twitter(X)で昔、こんな言葉があった。 真偽のほどはわからないが、確かに心当たりがある。 順番に振り返ってみよう。 小学5年生の頃は、漫画が好きだった。 理容師をしている父が店に置くために週刊少年ジャンプを買っていて、1週間経つと新しいものが出るので、1週遅れで自宅に持って帰ってきてくれるのを毎週楽しみに読んでいた。 中でも「シャーマンキング」と「HUNTER×HUNTER」が大好きで、お小遣いでコツコツと単行本を集め、何度も読み返して、イラストを模写して楽しん

      • 母を捨てる

        私は親の顔色をいつも伺っている子どもだった。 小学生の頃から成績優秀で、習っていたバドミントンもそこそこの成績を収めた。 母は「どうやったらあんな子に育つの?と聞かれたよ」と嬉しそうだった。 私はいつも、母の期待に応えたかった。 子どもにとって、親は絶対だ。 私は親に認められるために完璧でいなきゃいけないと思っていた。 母はよく、父や祖母の愚痴を私と姉に話した。 「お父さんはこんなにひどい人なの」 「私は婆ちゃんに小さい頃、よそに預けられたの」 「姉妹のような親子

        • 愛する息子よ、あなたがもし死にたいと言ったら

          小さな身体が呼吸するたびに膨らむ。 ミルクを飲んでは寝ているだけの赤ちゃんだったのに、よちよちと歩き、大好きなコロッケを頬張るあなたは立派な幼児だ。 かつて私もこんな「子ども」だったんだ。 高校生からうつ病の私が、初めて「死にたい」と思ったのは一体いつだったんだろう。 世界で一番、愛しい愛しい可愛い息子。 あなたも将来、大きくなっていく途中で「死にたい」と思うことがあるんでしょうか。 私とあなたは全く違う人間だということを充分に理解した上で、お母さんの気持ちを話さ

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          今が一番大事だから、いつかきっと懐かしくなる未来のために|育児日記

          双極性障害の人間に、育児なんて贅沢だったのかもしれない。 それほど、妊娠出産、その後の家事育児は私にとって「大変」だ。 でも、我が子を産んだことを後悔したことは一度もない。人間は、社会性があって本能を理性でコントロールしている生き物だと思うが、体力気力が続くのなら何人でも子どもが欲しいくらいに育児は楽しい。 後天的なものとはいえ、私は障害者手帳を持つ「精神障害者」だ。 「社会の人たちの中」には、「障害者は子どもを産むな」という声もある。その賛否は個人の意見によるだろう

          今が一番大事だから、いつかきっと懐かしくなる未来のために|育児日記

          ゆっくりでいいという急ぎ足|育児日記

          息子が1歳になって、2週間くらい経った。 つかまり立ちでぷるぷると足を震わせていたのに、10歩くらいはよちよち歩き出来るようになった。 まだ家の中でしか歩かないが、床を踏み締め、自分の向かいたい方向へ歩き出す姿は無垢で、勇気を貰える。 もうミルクも飲んでないし、乳児は0歳までなので「赤ちゃん」ではないんだけど、何度転けても倒れそうになっても立ち上がって歩き出す、赤ちゃんの力はどこから来るんだろう。 顔立ちは夫そっくりの息子。私に似たのは透き通るような色白の肌と、黒々とし

          ゆっくりでいいという急ぎ足|育児日記

          どんな子にしたいかではなくて|育児日記

          この子がどんな子か。 息子は、甘えん坊だ。 赤ちゃんってそういうものなのかもしれないけど。 お昼寝は、基本的に抱っこでしか寝ない。それで1日に6時間お昼寝したりする。 ママにくっついて体温を感じながらぐっすり寝たいのだ。 人肌は気持ちいい。 私は時々眠れないことがあるけど、夫に後ろから抱きしめられて包み込まれているとぐっすり眠れたりする。 だから、抱っこで寝たい息子の気持ちもわかる。 息子は、よく食べる。 特にお肉とお芋とヨーグルトが好きだ。パンは砂糖不使用ジャムをつける

          どんな子にしたいかではなくて|育児日記

          子どもの事故は父親がみてる時に起こる?

          我が家は、夫婦2人で育児をしている。 出産で里帰りはしたけど、お互いの実家が育児を手伝ってくれることは今ほぼないので、基本的にワンオペ。専業主婦なので、保育園等は利用していない。夫は、休日や在宅勤務が忙しくない時、出社前や帰宅後に家事育児をしている。 夫は、新生児から私の実家に通って息子の世話をし、低月齢のうちは夜間のミルク対応もしてくれた。大きい方のオムツも替えられてお風呂も入れられるし、ワンオペでお留守番もできる。かなり育児をやっていると思うけど、最近になって危ないこと

          子どもの事故は父親がみてる時に起こる?

          人間になってきた|育児日記

          最近、息子が「人間になってきたな」と感じる。 もちろん、生まれた時から人間である。正確には「意思が出てきた」と言った方がいいかもしれない。 以前はミルクを飲んで寝て、微笑んで転がっているだけの生き物だった。語弊のある言い方をあえてするが、自分では何もできないのでペットに近い感覚だった。 それが、つかまり立ちし、はいはいで自由自在に動き回り、パチパチと手を叩いたり、おもちゃを投げることまで出来るようになった。 おもちゃを「どうぞ」と手渡しすると受け取り、「ちょうだい」と

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          メンヘラが人生に詰まないためにやっておくべきこと

          高校生からうつ病、20代で躁転し双極性障害を患う。バツイチ、職なし、借金あり、激太り、日常生活も危ういほどの重い鬱。1日中SNSに張り付いて人と自分を比べては、毎日死にたくなっていた私。 人生なんとか立て直したい!ともがき続けた。 今は、ダイエットにも成功し(今はまた産後ダイエットをしている)、優しくて家事も仕事もできる夫と再婚して、可愛い息子も誕生し、精神疾患も落ち着き、専業主婦でも貯金ができて穏やかな日々を過ごしている。 という胡散臭い広告のような、人生逆転とは言わ

          メンヘラが人生に詰まないためにやっておくべきこと

          社会は子どもに優しいのか

          SNSでは子連れは迷惑だと言われたり、ニュースでは子どもが酷い目に遭う事件が報道されている。 そんな情報を見ていると、子どもを育てることは難しくて非難されることのように思えてくる。 実際そうなんだろうか。 「サイレント・マジョリティ」という言葉がある。「静かな大衆」「物言わぬ多数派」という意味だ。 社会では「善良な市民」は目立たない。 マナーを守り、静かに公共交通機関に乗る人のことを騒ぎ立てる人はいない。 社会では、大半の人はこのサイレント・マジョリティに当てはまるの

          社会は子どもに優しいのか

          育児に関するおすすめの本10選

          産後半年でようやく少しずつ読書ができるようになり、2月からの2ヶ月半で18冊の本を読んだ。 毎日の家事育児に追われていて、読書に充てられる時間はわずかだけど、早起きしてコツコツと読めば結構な読書量になるものだ。 育児に関する本も何冊も読んだ。 中でも、良かったものだけを10冊ご紹介したい。 ①子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本 個人的に、本書が一番読んで良かった本。 英国の心理療法士によって、さまざまな親子関係・人間関係について対処が書かれている。

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          仕事だけが自己実現なのか

          自分を表現する、自分を高める、自分らしくいる…そういった類の本には、必ずといっていいほど「仕事」がある。 今や共働きの家庭は約7割に及ぶ。働いてない妻の方が珍しい。 国民の三大義務に「納税・労働・教育」がある。働かざるもの食うべからず。という古い諺もある。 実際問題、働かなくては生きていけない。生きるために働く。 生きるために仕方なく働く人もいる中で、仕事にやりがいを見つけて楽しみましょうと提唱される。 確かに、どうせやらなきゃいけないことなら楽しんでやれたらいい。

          仕事だけが自己実現なのか

          自他の認識|育児日記

          息子は、母親である私と身体をくっつけていないとお昼寝ができない。 あんなに小さかった息子も、見た目はすっかり幼児になった。まだ9ヶ月だけど、髪と眉毛が濃くて、身体もしっかりしているので大きくみえる。 9ヶ月の息子は、まだ自他の認識ができないらしい。 ダイニングの壁の低い位置に、息子用の割れない貼る鏡を設置している。 鏡に映る自分を舐めようとしたり、鏡をバンバン叩くけど、まだそれが自分だとわかっていない。 私が一緒に覗き込むと、ママだと認識してにっこり笑う。 息子と毎日ず

          自他の認識|育児日記

          忘れっぽい人の、忘れない仕組み

          飛行機の操縦席は、昔複雑だった話をご存知だろうか。技術がどんどん進歩しても、人間の脳は太古はるか昔からそんなに変わってない。 だから、勉強や気合いでなんとかしようとするより、簡単にできるように仕組みを変えた方が早いと思う。 私はとても忘れっぽい。 特に話したことを忘れて、何度も同じ話をしてしまう。ひどい時は「こんなことがあったんだよね」という話を、その場にいた人に話してしまう。忘れっぽくて、どうしようもない。 だから、Todoや買い物リストは、すべてiPhoneのリマイ

          忘れっぽい人の、忘れない仕組み

          3年ぶりに元夫と再会した

          「東京に転職が決まった。愛犬をしばらく預かって欲しい」 元夫から、ある日突然連絡がきた。 夫公認なので、元夫とはちょこちょこ連絡は取っていた。 ややこしいので、「20代で2回結婚した話」同様、元夫をA、夫をBとする。 Aは九州に住んでいて、東京まで行く途中に、私たちの住む関西に寄って犬を預けに来ることになった。 犬とは、私とAが結婚当初に一緒に飼い始めたシーズーで、もう今年で7歳になる。 Aと結婚した時から、そんなに時間が経ったのが驚きだ。 話し合って、犬はAの生活

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