Photo by mikitanishi3 選評*沢庵のつながる二枚走り梅雨 140 岡田耕 2023年5月30日 00:00 沢庵のつながる二枚走り梅雨 岡田 耕たまたま箸に摘んだ沢庵がよく切れていなくて、二枚が繋がっていたと言う。おいしい蒲鉾ならまだしも、沢庵では皿に戻そうにも戻せず、少々うっとうしい。外は早くも梅雨を思わせるような降り止まぬ雨。これから雨続きのうっとうしい梅雨がやってくると思うと、何となく気が重くなると。 たまたま沢庵が二枚繋がっていたという、ほんの些細な事から、梅雨に入る季節のそこはかとなく感じる気の重さを捉えた。俳句の素材・対象はこんな身近かな日常生活の中にもあると、つくづくその広がりと可能性を感じさせる一句。俳句雑誌『風友』令和四年十月号「-風紋集・緑風集選評ー風の宿」磯村光生☆「沢庵」自体は冬の季語。ただ、食べるのは毎日、だからいいですよね。 (岡田 耕)【スキ御礼】選評*右ひだり揺られて着くや余花の宿ありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 #私の作品紹介 107,916件 #私の作品紹介 #俳句 #梅雨 #季語 #私の作品をみて #歳時記 #沢庵 140 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート