Photo by chibo5511 選評*新豆腐朝の光ごと掬ふ 145 岡田耕 2024年10月21日 00:00 新豆腐朝の光ごと掬ふ 岡田耕 町の豆腐屋さんであろう。 店の入口に設えられた水槽にたっぷりと水が張られ、出来立ての豆腐が沈んでいる。それを客の注文の都度そっと掌に掬い上げて分けてくれる。真っ白な豆腐に朝の光まで添えて。しかもそれが新豆腐とは、香りまで漂ってくるよう。 今はもっぱらコンビニやスーパーでパック詰めされたものが売られているが、一昔前まではごく普通の景だった。しかしまだ頑張っている豆腐屋さんもあるのだろう。「朝の光ごと」が何とも瑞々しい。(磯村光生)俳句雑誌『風友』令和六年十月号(岡田 耕)【スキ御礼】選評*新涼のこんなところに猫眠る ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #私の作品紹介 109,105件 #私のイチオシ 52,891件 #詩 #創作 #私の作品紹介 #俳句 #私のイチオシ #季語 #新豆腐 145