【北海道観光】道の駅紹介vol.4 石狩「あいろーど厚田」/恋人に人気の道の駅で、石狩鍋とバッテラを食べる😘
札幌の北部に隣接する石狩市。
「平成の大合併」が叫ばれる平成17年(2005年)、
石狩市・厚田村・浜益村が合併した、日本海側に面する縦に細長い町です。
稚内出張の帰り道、いつもは留萌から高速に乗って深川、岩見沢を経由して札幌に戻るのですが、今回は日本海側の増毛、石狩を通って札幌に戻ります🚗
このルートを走るのは久しぶり。
距離的には近いのですが、細くてカーブがきつい道が続くので、普段の仕事ではあまり走りませんね💦
途中、旧厚田村に出来たという、道の駅 石狩「あいロード厚田」に休憩で立ち寄ります。
夕日の名所で、恋人に人気と言われる道の駅に初訪問です😺
●基本情報
(北海道開発局HPより)
「恋人の聖地」に隣接するロマンチックな道の駅💕
平成29年(2017年)にオープンした
道の駅石狩「あいろーど厚田」。
札幌からおよそ40km。
車で1時間ほどで行けるので、ドライブにもちょうど良い距離ですね。
日本海オロロンライン(国道231号線)、通称「あいろーど」沿いの高台にあるこの駅は、
夕日の名所として知られていて、最上階の展望テラスからは日本海の絶景を眺めることができます。
また、北海道「道の駅」ランキングでは
「景色がきれいだと感じた道の駅TOP10」に選出されています。
また、道の駅から歩いて10分ほど坂道を上ると
「恋人の聖地/厚田展望台」があります。
これは、日本全国のプロポーズにふさわしいロマンチックな場所を選定した「恋人の聖地プロジェクト」において、北海道で最初に認定されたスポットだそう。
恋人と一緒に行くと楽しいかもしれません。
因みに
「あいろーど」という名称は
石狩の頭文字「i 」、
厚田に吹く幸せを運ぶ「あい風」の「あい」、
少し進んだ先にある浜益エリアの愛冠岬の「愛」
が由来とのこと。
そして、このエリアを走る「あいロード(国道231号)」を中心に石狩市全体を盛り上げようと
「ishikari あいロードプロジェクト」が発足しています。
●あい風とは
「あいロード」の由来の一つ「あい風」。
これは、春から夏にかけて石狩湾の真北からゆるやかに吹く風で、
昔から豊作、豊漁をもたらす「海から幸せを運ぶ風」として親しまれてきました。
石狩だけでなく、日本海沿岸の海町の多くで
「あい」や「あいの風」「あゆの風」とも呼ばれ、
1300年前の万葉集でも詠まれるほど、人々に親しまれてきた風のようです。
江戸時代に始まった北前船による西廻りの日本海航路では、大阪に向かう際、この方角から吹く風は追い風となることから、船乗りや寄港地の人々はこの「あい風」が吹くことを喜んだと言われています。
名物「石狩鍋」と「バッテラ」をいただきます🙏
石狩の名物といえば、ご存じ「石狩鍋」。
鮭の身のぶつ切りに、中骨などの「あら」を入れ、たっぷり野菜と共に味噌で煮込んだ、北海道の郷土料理です。
道民には、お馴染みの「石狩鍋」ですが、普段は家で食べる家庭料理のため、改めてお店で食べる機会はありませんね💦
ちょうど「道の駅」の前で石狩鍋の屋台が出ておりましたので、早速購入。
本場石狩の「石狩鍋」を食べるのは初めてです🐟
館内に入ると
1階は
地場の特産品を販売する「i-STORE」や
厚田産のそば粉を使った「そば処 一純」があります。
石狩鍋を持ったまま2階の「休憩スペース」へ。
2階にはテイクアウトショップの
バッテラが人気の「石狩二三一」、
焼きたてピザとパンの「Bakery & Pizza HOME」、
地元の素材を生かした本格ジェラート店
「GELATO Lico Lico厚田店」
の3店舗が営業中。
本日は
「石狩二三一」でニシンと数の子の
「二三一バッテラ(ハーフ)」を購入します。
「バッテラ」といえば大阪ですが、
サバではなくニシンと数の子を使ったところが実に石狩らしい。
日本海を眺めながら
「バッテラ」と「石狩鍋」を交互にいただきます😋
稚内から昼飯抜きで250㎞ほどの長距離を走って来たので、疲れた体に、温かい石狩鍋とほんのり酢飯のバッテラで、胃袋が満たされます。
海の町・石狩のサカナは旨いですね♡
詳しくは「食べログ」で紹介しています
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「石狩/厚田」について
館内には
石狩を紹介する「地域情報コーナー」や「自然・歴史コーナー」「文学・芸術コーナー」などが設置され、地域情報の提供も充実しています。
石狩市は、平成17年(2005年)に、旧石狩市、厚田村、浜益村が合併してできた自治体なので、情報量も豊富です。
石狩市のHPなどより一部加筆して転記します。
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縄文時代からサケ漁が行われていた、石狩川の河口にある「石狩」。
その名は、アイヌ語で石狩川を指す「イシカリベツ(曲がりくねって流れる美しい川)」が由来となっています。
石狩は、江戸時代から松前藩がサケ交易場を設置し、300年ほどの歴史を誇る町です。
米が獲れない蝦夷地を治める松前藩は
家臣の禄として、米の代わりに漁場やアイヌとの交易場(場所)を設け、その交易権を家臣に与えていました。
家臣はその漁場の運営を、商人に代行させ、その利益の中から一定の運上金(マージン)を得る
「場所請負制度」が発達していきます。
場所請負人と呼ばれる商人の中で、石狩場所を任されていたのが、豪商の村山家。
石狩だけでなく、留萌や宗谷、クナシリ場所なども請け負い、持ち船は数十隻、一年間の儲けは6万両(60億くらい??)といわれる程の財力を誇ったと伝えられています。
「あつた」の地名は
寛文元年(1661年)の松前藩の文献にも記載されていて、古くから知られていました。
また、ニシン漁やサケ漁が盛んな厚田場所には、運上屋(場所請負人の拠点)や北前船(弁財船)が30数隻も停泊できる港もあり、
江戸の末期には、和人も定住して大いに賑わったそうです。
明治になると
厚田には仙台や山形・庄内の東北諸藩を中心に、
石狩には、愛知県や石川県、高知県などから次々に団体移住があり、
近代的な開拓が始まります。
現在は、水田中心の農業に加え、沿岸漁業が行われる他、昭和48年(1973年)から着工された「石狩湾新港」は、国際貿易拠点港としての活用が期待されています。
▶公式HP
▶フロアマップ
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「札幌」から近いのに、なかなか足が向かない石狩厚田。
しばらく行かない間、気付かぬうちに、人気のドライブスポットに進化しておりました。
駐車場も広いのですが、なぜか1台分のスペースは狭いというのも地元ではよく知られた情報💦
厚田漁港の朝市と合わせて午前中に行くも良し
夕日を眺めに午後から行くも良し。
ちょっと足を伸ばして「白銀の滝」を見に行くのもオススメです✨
「道の駅」巡りの参考になれば幸いです😺
●全道の道の駅を紹介中です
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それでは👋
【PHOTO GALLERY】
建物外観
駐車場
石狩鍋の屋台
石狩二三一
石狩鍋&バッテラ
白銀の滝
(2023年4月15日訪問)
(2024年10月20日投稿)