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氷が作る芸術 その2
昨日の記事に引き続き、今日も苔氷が主役ですが、今日は氷の中に閉じ込められた苔の造形美にフォーカスします。
もう、とにかく美しいのです。
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閉じ込められた気泡も相まって、試験管の中で培養されているかのよう。
苔の身体を伝う水分が凍結してできた苔氷は、不思議と気泡が入ることが少なく、透明感が強いことが多いように感じます。
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天然の樹脂が化石化したものを琥珀といいますが、こちらはまさに氷の琥珀。
本物の琥珀には虫や植物片が閉じ込められているものがあるので、その様子も似ているかも。
苔が閉じ込められている琥珀ってないんだろうか?と、ふと疑問が浮かび、調べてみました。
なんと!ありました!
久慈(くじ)琥珀って聞いたことありますでしょうか?
日本で採れる琥珀といえば、久慈琥珀と言ってもいいぐらい有名で、青森県のお隣、岩手県の久慈市は世界的に見ても有数の琥珀産地なんです。
そんな久慈市で2013年と2018年に、苔が入った琥珀が発見されています。(割と最近!)
この琥珀が見つかったのは約8500万年も前の地層なんだとか…。すげぇ…。
太古のロマンが詰まった琥珀。
国内唯一の琥珀専門博物館が久慈市にあるそうなので、今度行ってみよう。
氷の琥珀にはそんなロマンはありませんが、閉じ込められた苔のデザインを鮮明に観察できることが氷の琥珀ならではの魅力でしょうか。
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瑞々しい苔がそのままの姿で閉じ込められている様子には、寒さを忘れてうっとりしちゃう。
あぁ、顕微鏡で観察してみたい…
けど、持って帰ってる間に解けちゃう…
(そもそも植物採取NGなのでダメ)
いや、顕微鏡で拡大したら苔しか見えないから
もはや、ただの苔か?
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あ、ハンディ顕微鏡なんてのが意外と安く売ってる!笑
今度試してみよう。