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氷が作る芸術 その1
11月に、霜が作る芸術シリーズをお送りしましたが、今回は氷が作る芸術シリーズ。
全3回を予定しております!
その1は苔×氷でうまれる芸術、苔氷が主役です。
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いや〜、たまらん。
つららをぶら下げた苔がまぁ素敵なこと。
寒くなればつららができるのは雪国では当然のことですが、苔からうまれるつららは寒くなり過ぎると、観察が難しくなるんです。
苔からうまれるとは言ったものの、実際のところその水分の源は雪がほとんど。
夜間に積もった雪が日中の気温上昇によって解け、その雪解け水が苔の身体の隙間という隙間に入り込みます。
限界がくると、溢れた水分が雫となって滴り落ちていく。
再び夜を迎えて外気温が0℃を下回り始めると、苔が身に纏う雪解け水が徐々に凍結していき、苔氷がうまれるというわけです。
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1月〜2月のいわゆる厳冬期の間は、日中もずっと氷点下という日が多くなるので、積もった雪が解けにくくなります。
そうすると、苔氷はうまれにくくなってしまうのです。
薄い積雪に加えて、気温が大きく変動しやすい時期ならではの楽しみです。
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苔の花(胞子体)が氷に包まれている所はあんまり見かけないのでちょっとレアかも。
氷の造形から推察するに、上から垂れてきた雫が凍結することを繰り返して、氷が上に伸びたのではないでしょうか。
苔の花の軸がうまい具合に支えになったのかもしれません。
今日はどちらかと言うと氷の方にフォーカスしましたが、苔氷の真に美しい所は氷の中に閉じ込められた苔にあります。
その2をお楽しみに(^^)