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苔からにょっきり! 【奥入瀬 24/6/5】

昨日の記事で私の推しゴケその2、
コツボゴケを紹介しましたが、
冒頭の写真の中に赤いきのこらしきものが
ボンヤリと写り込んでいたことに
お気付きでしたでしょうか。

真ん中と右奥にボンヤリ

今日はこの赤いキノコが主役。

おそらくベニカノアシタケ。
漢字にすると紅蚊脚茸。

蚊の脚!?
確かに小さくて細いけれども…
命名者は蚊に刺されながら観察してたのかな笑

冒頭の写真、よ〜く見ると傘の縁に
小さな小さな水滴が付いています。

極小!

最大までズームしてこの大きさ。
多分0.3〜0.5mmくらいかな?

肉眼では絶対に気付くことができない、
写真を通して観察したからこそ
得られる気付きがあります。

withコツボゴケ胞子体

傘は紅いけど、柄はほんのり透け感のある黄色。

倒木の側面に発生していたおかげで、
下からのアングルでうまく撮影できました。

上、下、左、右、どの角度がいいかなぁ〜と、
色んな角度から観察しようと動き回っていたら…

これまた極小!

直径2mmぐらいのマッチ棒発見!

傘を開く前のベニカノアシタケ。
可愛過ぎるー!

ミクロの世界はやっぱり面白いなぁ(^^)


素晴らしい倒木だった!

2日前のカツラベビー、昨日のコツボゴケ、
今日のベニカノアシタケと全てこの倒木で
観察できたものでした。

合計で2時間くらいはへばりついてたかな…笑


奥入瀬渓流は森の中、川の中問わず、
そこかしこで様々な段階の倒木が観察できます。

まだまだ魅力的な倒木がたくさんあるし、
湿度が上がってくるこれからの季節、
面白いものが続々と発生してきますので、
また近いうちに奥入瀬の倒木のミクロな世界を
ご紹介したいと思います。


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