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【2歳育児日記】子供の急成長に驚く話

前回の記事の続き。

やっとこさ療育施設に通えるようになったのが、はなちゃん2歳7ヶ月の頃。

療育施設を色々と見学していた時期が、大体2歳3ヶ月の頃。

この4ヶ月で、はなちゃんは飛躍的に成長した。まずは発語に関して。

2歳3ヶ月頃のビデオを見返してみると、発語らしきものはあるものの不明瞭でどれも分かりづらい。例えば「しまじろう→いあいおう」「ぶどう→ぶ」など。さらに、基本的には1単語のみで会話をしていた。

そこから4ヶ月。


「ママ、小さいエビあげる」
「ママー、これ開けてみてー」
「これは何ー?」


単語ではなく普通に会話をできるぐらいまで発達したのだった...!完全に想定外。

療育施設の面談をしてた時には、意思疎通さえままならなかったのに、いざ通えるとなった時には様々なバリエーションの発語が出てきていた。



もう一つの成長が、指示に関して。
以前、保育園から指摘されていたのはこんな内容だった。

「みんなで集まって、静かに先生のお話を聞きましょう、といったような場面で走ったり、指示が聞けないことが多いです。」

あれから4ヶ月。療育に通い始める頃には随分と本人も落ち着きを身につけており、気になっていた多動っぽさもあまり感じなくなっていた。

「止まって!」といえば止まってこちらを振り向くし、鬼門だった大型ショッピングモールでも、親と手を繋いだまま歩けるようになっていた。

保育園では、「先生が大きな絵本を読んで、みんなで座ってそれを聞く」というような場面でも座っていられるようになったらしい。


療育に通う必要があるのか?

今回通所できるようになった療育施設は、休日(週末)のお昼時1時間という枠だった。

正直、はなちゃんの発達具合を見る限り「わざわざ貴重な休日を潰してまで通う必要があるのか?」と思うほどになっていた。

ただ、この成長は今だけかもしれない。3歳台になったその頃に周囲との成長の差が出てくるかもしれない。その頃に療育に行きたい!と思っても空きはないかもしれない。

療育施設の方ともこんな相談をしつつ、今は様子見でまずは通ってみましょうということになった。


はなちゃんの反応は...

初めての通所日。
はなちゃんを待ってくれてたのは、数名のにこやかな優しい先生達と、既に同じ時間枠で通所していた男の子2人だった。

この療育施設は基本的には「個人療育」だけど、同時間枠に最大子供が3人いて、「集団療育」の要素も少しあった。

療育施設についたら、まず先生に挨拶をして、靴を脱いで、靴に名前クリップをつけて、靴箱に入れる。そして手を洗い、教室に入る。

はなちゃんは基本的な生活習慣(靴を脱ぐなど)はできるのだが、それを先生に褒められて嬉しそうにしていた。

こんな風に、両親以外の第三者が一つ一つの行動を見てくれて、褒めてくれる、そういう場所があればいいなと思ったのも療育を決めたきっかけだった。

保育園は集団生活で、先生も中々一人一人の行動を逐一見守ることはできない。集団で行動するからどうしても速い・遅い、得意・不得意が出てくる。

はなちゃんは恐らく保育園集団の中では褒められることは少ない気がしている。

でも療育施設では、はなちゃんの行動や言動を大切にしながら、自己肯定感を育んでくれる。第三者から褒められる、第三者に見てもらえるという経験は、きっとはなちゃんにとって良いものになると感じていた。

教室に入る段階で、親は子供と分離することになる。はなちゃんが途中で親がいないことに泣いたりするかも...と思ったけど、こちらを振り向きもせず教室に飛び込んで行った。

「では1時間後に迎えにきてくださいね」

そう言われて、扉が閉まる。いつぶりかわからない夫と2人きりの時間。

とりあえず近所のタリーズに入って、私は大好きなロイヤルミルクティーグランデサイズを頼んだ。

2人でいても話すことは、はなちゃんの話題。
「今頃泣いてないかなぁ」「楽しく遊べてるかなぁ」初めての療育時間はずっとソワソワしていたのを覚えている。



時間通りに教室に迎えに行くと、中に入るよう促された。毎回終了10分前は見学できるらしい。
はなちゃんはというと、療育施設でもらったおやつをテーブルに置いて、ちょこんと座っていた。
3人でテーブルを囲み「お茶会」をするのが恒例らしい。可愛すぎる。

同じ時間枠のお兄ちゃん2人も、とてもおだやかな子達で、新入りのはなちゃんを嫌がることもなく、一緒にお茶会を楽しんでくれていた。


その内はなちゃんが私達に気付き、満面の笑みで走ってきた。

「はなちゃん!楽しかった?」

「うん!これ、マルマロ(マシュマロ)!」

キティちゃんがパッケージに写っているから選んだであろうマシュマロ。それを嬉しそうに見せてくれた。この笑顔を見て、ホッと一安心したのを覚えている。


その後の通所の様子

丑年なので、牛デザインの服を着せられるはなちゃん

それから毎週通っているけど、はなちゃんは毎回とても楽しそうだ。行き渋ることも全く無い。


「今日は先生とジャンプ!したのー」


毎回やっているサーキットトレーニング(障害物などを置いたコースを走ったりする)では、先生からルールが伝えられ、それを守りながら取り組むらしい。

目に見えるもの全てに飛びつきたくなる性質のはなちゃんが、お兄ちゃんたちが走っているところを見ながら「順番待ち」を出来ていることにとても成長を感じた。

その他にも、座学をやっているらしく、果物の絵がプリントされているところに、同じ色のシールを貼る、とか

いろんな表情が描かれた絵を見て感情を言い当てる(えーんえーんとか、ニコニコとか)とか
巷で言う「知育」のようなことをやってくれているらしい。そしてはなちゃんはそれを楽しんでいる。


正直なところ、はなちゃんの場合は週末の1時間だけということもあり目に見えて何か成果を感じる訳ではない。

でも、「今日は先生のところに行くよー」と言うと、嬉しそうに通学バッグを持ってくる様子を見ていると、はなちゃんにとって「楽しい場所」の種類が増えて良かったなと感じる。

これからどういう発達の問題が出てくるかまだわからないけれど、そういう時に頼れる場所があるというのも私としては心強い。

まだ療育は始まったばかり。はなちゃんにとっての「新しい世界」が、またひとつ広がることを願っている。

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