Evernote読書術: 超速でデジタル読書ノートを作り力強くアウトプットする方法
Evernote読書術: Evernoteと電子書籍で超速でデジタル読書ノートを作り強力なアウトプットをする方法を解説します。
これまで、セカンドブレインについて、何回かにわたってご紹介してきました。
今日はこのナレッジ・マネージメント(KPM)の方法論の具体的な事例をご紹介したいと思います。
皆さんは本を読むのが大好きだと思います。私も大好きです。
しかしこの本を読むときに、どのような方法で本を読んでいますか?
今なぜ、Evernote読書術?
私は、これまで数々の読書術の書籍を読みあさってきました。
代表例としては、以下のような本です。
例えば、「読書は一冊のノートにまとめなさい(奥野 宣之)」です。この本では、読書ノートと真剣に向き合って書くことで本の深さに触れることができるようになりました。
「レバレッジリーディング(本田 直之)」では、読書を投資として捉え、いかに重要なポイントを見つけるかを学びました。
また「読書の技法(佐藤 優)」では、基本書や熟度、精読、速読と切り分ける方法を、また「三色ボールペンで読む日本語(齋藤 孝)」ではいかに本にマーカーやメモを書き込むかを知ることができました。
また衝撃的だったのは、「読んだら忘れない読書術(樺沢 紫苑)」でした。これまでにも多くの本を読もう読もうとしながら、その内容を生かし切れずにいた自分自身に対する警鐘を鳴らしてくれました。
これ以外にも、数々の読書術を読んできました。
しかし、どの本にも1つ欠けていたものがあります。
それは、これだけ情報技術が発達し、最後まで紙の存在感を保ってきた書籍ですが、読む本の大半は電子書籍に変わっています。
そのような中で、デジタル化された情報をいかにうまく活用して実際のプロジェクトや仕事に生かすか、その具体的な方法がどの本にも語られていないことです。
例えば、「読書は一冊のノートにまとめなさい」では、もちろん紙のノートに手書きで書くことが前提です。
労力と時間をかけて時系列で本のマーカーをつけたところやメモを手で書き込んでいくことで、はじめて「血肉になり、財産になる」と言っています。
しかし、いまやKindleで素早く本を読みながら、重要な箇所はハイライトして行く中、どうしても納得できなくなりました。
そして今回、私がフォローする堀 正岳さんの「mehoriのライフハックジャーナル 」の記事から彼とまつもと あつしさんによる「知的生産の技術のセンス」について拝読する機会がありました。
もちろん、この本が解説しているのは有名な梅棹忠夫さんによる「知的生産の技術」です。
1969年初版というすでに50年以上も前の著作ですが、現在は69版まで版を重ねる大ベストセラーです。
そして今、この二冊をここ2日間で読み、その読書レビューとセカンドブレインのノートの記録からこの記事を書いています。
この2冊を読み、梅棹忠夫氏のこの「知的生産の技術」が今の時代でも目を見張るほど重要なメッセージを輝くばかりに教えてくれることにあらためて驚きました。
その中でも最も驚いたのは、梅棹氏が語っている当時の様々な社会の変化が、今現在の状況によく似ていると言うことです。
例えば、次のような記述があります。
このなかで、「紙、ノート、カード」と「紙の大量生産と印刷術」を「デジタル情報」と置き換えてみたらどうでしょうか。
今、デジタル情報をうまく活用して価値のある「アウトプットの技術」が求められています。
また、これ以外にも梅棹氏が考えている知的生産の技術は、不思議にセカンドブレインに重なる部分があります。
そして、ネタバレをしてしまうと、この「紙、ノート、カード」がEvernoteに置き換わることになるというのがこのストーリーの目玉です。
この点については、また別途お伝えしていきます。
Evernote 読書術は、こちらでも取り上げています。
Evernote読書術: 超速でデジタル読書ノートを作り力強くアウトプットする方法
さて、話を元に戻しましょう。
今回の主題はセカンドブレインを使うと読書から得られた知識をどのようにしてアウトプットにまで知的生産が行えるかです。
究極的には、電子書籍の読書から読書ノートをいかに効率的にまとめ、それを文章の執筆に生かすことができるかです。
私のセカンドブレインを使った読書は次のように進みます。
まず、どのような本を選ぶのか、どのような箇所にハイライトをつけるのかという点です。
これには、セカンドブレインでも重要視している12の質問を前提に進んでいきます。
この12の質問とは、ノーベル賞物理学者でありMITの教授であったリチャード・P・ファインマンの次の言葉から来ています。
これは、常に頭の中に生き続けるもう一人の自分の声のようなものといえるかもしれません。
この声のおかげで私は堀 正岳氏のnoteの有料マガジンに出会い、今回の著作を深掘りする機会にも恵まれました。
ここからは、実際に読書ノートをEvernoteに作るまでの過程を追っていきましょう。
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