45.【ひとりっ子の私と親の終活】ゴミを捨てたり、花を植えたり。ご近所の繋がりが、老人を救うんじゃないかと思う。

87歳術後CCU→二人部屋→5人部屋へ移動中の母と86歳認知症父とひとりっ子の私の看護、介護、終活のお話。前回のお話はこちら。あ、水は一気飲みしないでくださいね。一口ずつ噛むように飲んでください。誤嚥の原因になるので。

86歳認知症の父は、87歳母が入院して以来、加速度的に認知症が進んでるなーって実感します。ごみも捨てられない状態。ごみの日が覚えられないっていうのもあるけど、完全無気力だから、朝、ごみ収集の時間までに起きられないのです。

母が入院する前は、母が週一ぐらいの頻度で、お隣さん宅(高齢女性一人暮らし)へお菓子を持って夜押しかけてたらしい。母曰く、「昼間は良いけど、夜一人やと、めっちゃ寂しいから。」お隣さんも機嫌よくお話をしてくれるらしく、大体3時間ぐらいしゃべり倒して帰ってくるそうです。帰宅時間は夜10時を回ることも。

まあ、お隣さんなので、遅くなっても帰り道の心配はないのがいいところです。

そんなお付き合いがあったので、父がごみを出せなくても、お隣さんがゴミ箱からゴミを出してくれています。

そのご好意に全力で甘える私。

ご近所さんの繋がりって、本当にありがたいですね。

私が住む地域も、高齢化率が25%を超えていて、ご近所さんは、高齢者のお一人暮らしの方が多いです。

お隣も、そのまたお隣も、裏も、高齢女性がお一人暮らし。

しかも、裏に住んでいた方は、今年の初めにひっそりとお亡くなりになっていたのに、全然知らなくて。お亡くなりになって1週間ほど経ってから聞きました。

ああ、お声がけしていればなぁ。

そう思っても、もう遅い。なので、お隣さんやそのお隣さんには、機会あるごとにお話しするようにしています。ごみの袋が見えたら、ついでに捨てに行ったりとか、その程度ですが、会話のきっかけになります。

花を植えるのもいいですね。
花が咲いたら、「綺麗に咲きましたね」とか「これ何の花ですか?綺麗ですね」とか、会話のきっかけができると思います。

ご近所づきあいって、なかなか難しいですよね。高齢のお一人暮らしの方がいらっしゃったら、ついでにゴミを出してあげるのはいかがでしょうか?ほんの少しのきっかけから、親しくお話できるようになれば、最高の見守り体制ができていくんじゃないかと思います。

「そんなこと、役所がやること。自分は関係ない」って思ってます?

お隣やご近所で、事故物件がでたら?ごみ屋敷が出たら?ご自分にも被害が及びますよね。しかも、強制執行はなかなかハードルが高いので、当分そのまま放置ですよ。その中で生活しないといけないのは、辛くないですか?

行政の動きを待っていては、遅い。
ひとりひとりの意識を、ほんの少し変えるだけで、自分の周りの環境が優しく変わっていくと思います。

もちろん、無理はしなくていい。

できることを、できる範囲で。

これまでのお話は、こちらのマガジンで読めます。


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終活プロデューサー(終活P)🌻終活とは終わりを意識して生きること。池原アニー充子
終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。