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2.【ひとりっ子の私と親の終活】家事をすべてお母さまがやっている高齢者夫婦は、お父さまも家事ができるようにしておかないと子どもが大変なことになります。

私は終活のプロですが、ひとりっ子です。実家まで10分ほどの距離なので、急に決まった母の入院(おそらく末期がん)に際し、ひとり残された父のあれこれに奔走しています。

母の病状については、こちら↓↓

父は、86歳で、家のことは、何から何まで母がやっていました。母は、会うたびに、それはもう、ナイアガラの滝のように、父の愚痴をたれ流していました。それを聞くのもひとりっ子の役目だと思っていましたが、昭和のたたき上げの専業主婦だった母が、突然入院して家を空けると、残された父は、マジで、

箱入り親父


状態です。何も知らない、何もできない、どうしていいのかわからない。

もちろん、今まで元気だった母が突然入院することになり、相当なショックを受けていることもありますが、それを差し引いても、「こんなにも何もできないものか?」と何度も首をかしげて一周回ってしまったぐらいです。まあ、父は、認知症もあるので、新しい事が覚えられず、環境の変化についていけないという点は仕方ないとして、

まず、ゴミの日がわからない。


ごみの出し方もわからない。自治体によりますが、実家は、指定ゴミ袋で出さないと収集してもらえないので、その指定ゴミ袋がどこにあるのかを探さないといけません。棚を色々開けたけど見当たらず、昨日病院に面会に行ったときに母に聞いてやっとわかりました。

私「明日の朝8時までに、このゴミ、家の前に出しといてね。」
父「今から出したらええやん。」
病院の母「夜出したら、カラスがくるから、アカン。」
父「そうか。わかった。」

という会話があって、多分覚えてないだろうから、帰り際にもう一度念押ししたら、

私「ゴミ、明日の朝8時までに出してな。」
父「なんでやねん。今だしたらええやん。」
私「カラスが来るから、アカン。明日朝出してな」
父「わかった」

うーん。気になるので、今朝8時ごろ電話してみたら、

父「昨日だしといた」
私「そうなん。わかった」

やっぱり、分かってなかった。たまたまカラスの襲撃は免れたようです。認知症だから感情的になっても仕方ないんだけど、もうとにかく、

同じことを、何度も何度も伝えないといけない


のです。これは、育児とも共通していますが、耐久戦です。忍耐力が試されている感じがします。私がやった方が早いけど、やってしまうと、ますます父が何もできなくなってしまうし、私を頼り切ってしまうので、少しでも自分でできるようにしてもらわないと、と思って、何度も同じことを説明しています。

時々、「介護は、親が身をもって子どもに教えてくれている最後の教育だ」とかなんとか講釈垂れてる人をお見受けしますが、

じゃかましいわっ💢何様のつもりぢゃっ!!


(うるさい!上から目線で言うな!の意)
ということで、まずはいつでも連絡が取れるように、とスマホを買いに行ったのですが、これがまた、前途多難で。

次回に続きます。

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終活プロデューサー(終活P)🌻終活とは終わりを意識して生きること。池原アニー充子
終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。