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115.終活とは、一体、何なのか?~全集中★エンディングノート講座

終活って、何?(←ど直球な質問)
私は、「終活とは、終わりを意識して生きること」だと思います。その理由を説明します。

🟢終活という言葉のルーツ


確かに、「終活」って言葉が世に出始めた頃は、「葬儀やお墓など、自分が死んだ後のことを生きてる間に準備すること」っていう意味合いが強かったと思います。(でも、それすら、今をよりよく生きるために必要な事、と連載では捉えられています)

「終活」という言葉が初めて世に出てきたのは、2009年週刊朝日の「現代終活事情」という連載だと言われています。

でもね。言葉って、どんどん意味が変わっていきます。諸行無常ってやつです。世の中に不変なものはないんですよ。

🟢葬儀や墓だけが終活じゃない


だから、いつまでも、葬儀やお墓だけが終活だと思ってると、置いてけぼりを食らいます。なぜって、終活の重要性を伝える側に立つ人たちは、みんな、口を揃えて、

終活は死に支度じゃない。今を生きるために必要なこと


だと言ってるからです。

これは、強がってるわけでもなく、
外面だけよく見せようとしてるわけでもなく、
真理なんですよ。
メメント・モリ(死を忘れるな)なんです。

人生には、終わりがあって、みんな遅かれ早かれ、この世から去っていく。それって、どういうことなのか?を、どんどん掘り下げて考えていくと、

終わりがあるから、限りある今を大切に生きようという結論に至るんですよ、最終的に。


だから、終わりを意識して生きることが終活であると私は思っています。葬式や墓、死後の準備だけが終活だって思ってる時点で、もう相当、

時代遅れ


なんです。もし終活関連の講師陣がそんな意識で話をしてるなら、今すぐアップデートした方がいいですよ。だって、

あなたのためじゃなくて、話を聞かされる受講生のためにならないので。


ここまで言っても「いやー、そうは言ってもさぁ。それってあなたの感想ですよね?」って思ってる方は、昨年実施した終活意識調査のデータをご覧ください↓↓

世の中の終活の認識って、もう、こんな感じですからね。葬儀や墓に対する興味なんて、終活意識調査のトップ5にも上がってこないんです。不要品整理(生前整理)、資産管理、IDパスワード管理、遺言書、エンディングノート、保険の見直しなどなど。

まさに、今生きて行くために大切な事が、終活に含まれているという認識を世間の皆さんは持っていらっしゃるんですよね。

これって、つまり、人生の終わり(つまり、死)だけを切り離して考えてはいけない、ということを無意識レベルでわかっていらっしゃるということではないでしょうか?

終活っていつ始めるのがいいですか?ってたまに聞かれるんですけど、林先生じゃないけど、「今でしょ!」が答えです。思い立った時が、終活始め時。人生に終わりがあると気づいた時から、終わりを意識して生きる。気がついたことは、忘れないようにエンディングノートに書いておく。時々見直して、その考え方で、その決断でいいのかを確認することが、今の人生をより良いものにしていくのではないでしょうか?

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