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17.【ひとりっ子の私と親の終活】87歳母は2割負担。でも、外来の負担増加額を3000円までに抑える配慮措置がある。複雑な思いと、夢を実現したい気持ちが混ざり合う。

4月5日から緊急入院していた87歳母が、昨日一時退院しました。5月20日に再入院して、23日内視鏡手術の予定です。前回のお話はこちら↓↓

1か月入院していた母の入院請求額は、108,230円。これに、レンタルパジャマ代の請求が私のクレジットカードにやってきます。5月、6月とほぼ同額の請求が来ると思うので、今年は、医療費控除の確定申告をした方がよさそうだなーと思いました。

医療費控除とは、一年間に払った医療費(家族分含む)総額から10万円と保険などの補填分を引いた額に10%を掛けた金額です。

*医療費控除については、こちらの説明がとても詳しくわかりやすいので、ご参照ください。

母の場合、ざっくりですが、こんな感じです。(たぶん)

300,000(2024年の医療費総額)ー100,000=200,000円(医療費控除額)

200,000(医療費控除額)x10%(所得税)=20,000円(還付される金額)

母は、後期高齢者で、1割負担だったのですが、令和4年から2割負担となったため、医療費負担額が増えています。その配慮措置として、外来の負担増加額を3000円/月までに抑える制度があるんですよ。

後期高齢者医療に関するお知らせ

が、

こちらの制度は、入院費は対象外なのです。なので、還付金はそれほど期待できない。とはいえ、日本の社会保障は、本当に手厚いなと感心します。

でも、これを負担する現役世代が疲弊するのも、当然。

私は現役世代で、負担する側。
母は、これらの制度を利用する側。

他人だったら、こんな社会保障制度、廃止しろ!とか叫ぶかもしれないけど、母は身内だから、私は、どちら側の当事者でもあるので、

「制度があって、とてもありがたい。」
「これ以上社会保障の負担を背負いたくない。」

背反した気持ちが、私の中でせめぎ合っています。

とはいえ、全ての人が年を取り、誰かの世話になるので、弱っていく自分を寛容に受け入れてくれる社会を作りたいなーとひそかに思っています。

やっぱり、作りたい。NPO法人。
誰でも気軽に集まれる居場所。相談できる場所。
名前はもう決めてるんです。

「NPO法人 和顔わげん 終活生き方研究所」

母の病状に、私の老いていく将来を重ねながら、実現したい夢が日増しに強くなっています。

これまでのお話は、こちらのマガジンで読めます。



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終活プロデューサー(終活P)🌻終活とは終わりを意識して生きること。池原アニー充子
終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。