5.【ひとりっ子の私と親の終活】元気な親がまずすべき終活って、結局コレしかないよな、と思った件
全ての家事をやっていたガチ主婦87歳母の入院で、全く何もできない父が一人残されている実家のあれこれに奔走しています。今朝も父のスマホに電話かけたけど、出なかった。スマホの操作はマジで覚えられないんですよね。
前回までのお話はコチラ↓↓
離れて暮らす親にやって欲しいと思うことは、人によって違うと思いますが、私の場合、マジで、
自分の身の回りのことは、自分でできるようにしておいて欲しい
です。迷惑云々の話ではなく、結局自分の身の回りの事が自分でできることが、
健康寿命を延ばすことに直結する
からです。これは、女性男性関係なく、です。「身の回りのこと」とは、まず「食べること」、ごみ出し等の「暮らし」がスムーズにできること、着替え、洗濯等ができて「小綺麗に過ごせる」こと、つまり、日常生活ができることです。スーパー綺麗にしてなくてもいいんです。快適に過ごせる環境を自分で維持できる家事力って、生きていく上でとても大切だと思います。
できる人には、当たり前に聞こえるかもしれませんが、歳を重ねるほど、この日常生活が重要になってきます。若い人でも、病気になると、ご飯すら自分で作れなくなるでしょ?日常生活ができるということは、当たり前ではないんですよ。
私の父も母も昭和13年生まれです。この頃は、大抵の場合、女性は専業主婦ですべての家事を引き受けていた世代だと思います。そういう時代背景だったのですが、終活的観点から見ると、妻が家事をすべてやってしまうのは、
最悪です。
わが家の場合、父は認知症なので、突然母が入院して、今まで当たり前だった、ご飯、洗濯、掃除、ゴミ出し、買い物などがすべて目の前から消えてしまったような感じになっています。この状態から、今までやったことがない、楽しくもないことを覚えるのはマジで無理なんですよねー。
終活を始める方に理由を聞くと、「子どもたちに迷惑をかけたくないから」という答えが圧倒的です。そもそも、子どもたちを頼るのは全く迷惑ではないのですが、そのように思い込んでいらっしゃるのであれば、是非、お母さまだけでなく、お父さまも、おひとりになったときに、衣食住の日常生活ができるようにしておかれることを、強く強くお勧めします。
こんなことを言うと、
「いや、俺の方が先に死ぬから大丈夫」
って言い切る昭和の無責任男がいるのですが、どっちが先にあの世へお引越しするかなんて誰にもわからないんですよ。ってか、「先に死ぬから大丈夫」って、何が大丈夫なんですかっ?!と子世代を代表して質問したいです。