読みかけの本の感想メモ。エピクテトス
本を読んでいます。
エピクテトス
『2000年前からローマの哲人は知っていた 自由を手に入れる方法』
エピクテトス アンソニー・A・ロング編 天瀬いちか訳
2000年前のローマの哲学者です。奴隷出身という経歴に興味をもち、読みはじめました。ストア派という哲学の流れらしいです。
エピくてトスさんのよさ
ここから先は、本を読んで思った自分の中の言葉ですので、少し違うかもしれない事ですけれども。
どこが良いかって、そう、ちょうど、SNS等をやってる現代の我々にも言えると思うのですけれども。そういう、称賛されたいとか富とか欲とか、あるいは貧困とか嫌なこととかけなされることとか。そういうものにとらわれているのって、奴隷になっているようなものですよ。とのことで。奴隷になるよりも、自分の理性に従う、心を乱さない自分でいたいという思いを大切にすることが、本当の自由と言うのですよ。とのことで。読んでいるとそうだな、と思えるからです。
自分にとって真に大切なもの(心を乱さない自分でいたい)を求めて自由になること。他人の次第のもの(富とか欲とか称賛とかまた逆に貧困とか嫌なこととかけなされることとか)を望んだり避けたりすると奴隷になること。自由になれるか奴隷になるかは自分にゆだねられていること。
そんなところが、良いな、と思います。
私のエピソード
それで、最近、どうもイライラしてしまう出来事がありました。どうしてもやる必要のあることのためには、どうしてもそのイライラに出くわしてしまう。と、モヤモヤしていたことがありました。
それで、この本をパと開いたところに、こんなことが書かれてありました。
例えば、公衆浴場に行くときに、まず想像で、ぶつかってくる者、無礼なことを言ってくる者に遭遇するかもしれない。そして、次のように自分に言い聞かせる、
「わたしは風呂に入りたい。その際に自分の意志を自然にかなった状態に保ちたい。(つまり、心を乱さずにいたい)」
これで、心の準備は十分である。
これで、途中で何が起きようとも、
「 まあよい。邪魔は入ってしまったが、自分の意志を自然にかなった状態に保ちたいとも思っていた。ここで腹を立てたら、どちらも台無しになってしまう」
私はなるほど、と思いました。イライラすることで、それの奴隷になっていた、ようなものだな、と感じました。それよりも、自分の本分のことだけを、心にとめて、やっていこう、と思えました。
そして、自分のやることを、しっかりと胸を張って行えたのでした。
とてもありがたいなと思いました。
最後に
私にはとても沁みてくる考え方です。面白いです。
読み途中なので、ゆっくりと読んでいきたいです。
どうもありがとうございました。