大盛りしか食べられない|エッセイ
自分で言うのもなんだが、私は痩せている。
痩せているが人一倍食べる。
大盛りのない飲食店は避けるほどだ。
運動は全くしていないが、
栄養の吸収率が悪すぎるのか別に太らない。
だが、”太りにくい”と言うことは
自分としてはそこまで嬉しいことではない。
ナイスバディになれないからだ。
大食いも困ったものである。
よく、お金使ってなさそうと言われるが、
食費がかさんでいるのだ。
帰宅途中にメロンパン屋やたい焼き屋に寄り、
帰宅後にはピーナッツ煎餅やフルーツを食べ
最後には大量に夜ご飯を食べている。
食べ物にお金を使うくらいなら
1冊でも良いから漫画を買いたい。
そう思うものの、お腹には逆らえない。
どうしたら良いのだろうか。。
外食に行く際にも困ることがある。
シャレオツな店は量が少ないのだ。
バイトにもかかわらず、
会社からランチ代を支給され、
部署の皆さんと食事に出かけることがある。
1人5000円まで出してもらえるので、
せっかくだからと
高級なランチやディナーに行くのだが、
食べているのに食べた気にならないので、
こちらとしては質より量に
こだわってほしいと考えている。
コンビニおにぎりを買いに行かせてほしいと
せっかくの高級料理を目の前に
ムズムズしてしまうことも多々ある。
その点、おしみちゃんは私に負けず劣らず、
お腹が空くと大盛りにしてやろうと
意気込んでくれる。
本当に嬉しい限りだ。
私が、Aも食べてBも食べてCも食べようかな。
と言うと、
私はDもいける!!
と言ってくれるし、実際注文もする。
なかなかの強者であり、
相手にとって不足なしだ。
しかし、欠点がある。
彼女は大食いでないので、
途中で失速するのだ。
並の量を食べると、
もう入らない。と諦め残そうとする。
お残しは許しまへんで!協会の私としては
見逃すことができないので、
絶対に食べて!!!!!
と圧をかけることとなる。
食事は頑張って食べきれるが、
甘いものの場合は、
しょっぱいものと合わせて
食べないとキツいと言い出し残しがちだ。
そこまで食べれないという
自覚を持ってほしいが、
自分と同じくらいのテンションで
来てくれる人がいないので
こちらもついつい嬉しくなって
止めることを忘れてしまう。
しかし最近は、
お残しは許しまへんで!協会のマリアが
おしみが注文する前に
「待った!」をかけてくれるようになった。
私も「待った!」かけられる胃袋になりたい。
そして、そのお金を全て漫画に使いたい。
ビバ・ヲタク。
▼校閲さんからのコメント
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